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スペースインベーダーの衝撃的なキャラデザ原案が公開

2009年03月27日 11時00分更新

文● 編集部

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26日に開催された「無料で遊べる! タイトー・ハッピーステーション」。ゲームはすべて無料でプレイ可能という1日限定のお祭りイベントだった

インベーダーゲームの宇宙人はナスカの地上絵に描かれていた?

インベーダーゲームももちろん無料

 タイトーは26日、いわずと知れた名作アーケードゲーム「スペースインベーダー」30周年を記念し、1日限定のイベント「無料で遊べる! タイトー・ハッピーステーション」を開催した。

 アーケードゲームをメインとした新タイトルが続々と発表された。名作「エレベーターアクション」のリメイクなど注目作は記事の後半で紹介したい。

 新作だけではなく、「影の伝説」など往年のタイトルが出展されるなど、ファンなら思わず食いついてしまうイベントとなっていた。その中でも特に注目だったのが、インベーダーゲーム開発当初のキャラクターデザイン原案だ。

「ユルい!」と思わず声が出た。さらりと「キャラクター(イメージ)」と注釈されているが、敵キャラクターというよりは親しみが持てる味方キャラクターのように見える

ちょっと敵意があらわれている

こんな顔をされたら撃てそうにない

毛ガニ星人ということだろうか

ナスカの地上絵と比較してみるとそっくりだった

今日のブログに役立つ(?)インベーダートリビア

イベント会場ではインベーダーゲームの開発秘話も公開していた。その中から厳選して3つのトリビアを紹介しよう。


1) 最初は宇宙人ではなく「戦車」の予定だった

 開発当初は戦車や飛行機を使ったキャラクターを考えていたが、「動きを表現するのが難しい」という理由から開発を断念。続いて「人間はどうか」というアイディアが出たものの、社内から「ゲームとはいえ人を撃つことは良くない」と声が上がり、結果「宇宙人」を考案したのだという。


2) 日本で初めてCPUを使ったゲームだった

 それまでのコンピューターゲームはすべて電子回路を使った単純なものだったが、インベーダーゲームには初めてCPUを導入。開発者の西角友宏氏がアメリカ製のコンピューターゲームを独自で解析し、開発ツールから自作した。制作は1年がかりで、その60%以上が開発ツールの制作に使われたのだという。


3) 「ズンズンズン……」のBGMはジョーズが元だった

 ズンズンズン……という独特のBGMは音階にして「ド」「シ」「ラ」「ソ」というたった4つのサウンドから作られている。徐々に恐怖が迫ってくるという発想の元になったのは1975年版の「ジョーズ」だったという。

 (次ページ: 元鉄道アイドル・豊岡真澄さん参加のイベントも)

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