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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第47回

走るネコを「流し撮り」――腰を回して奴を追うのだ!

2008年04月02日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

 でも突然ジャンプされるとちょっと困る。

走る猫を狙ってたら石垣でジャンプ!
走る猫を狙ってたら石垣でジャンプ! とっさに撮ったけれども、斜め方向は難しかった(2005年3月撮影 三洋電機「Xacti DSC-C5」)

 流し撮りのコツは、カメラじゃなくて腰を中心に身体ごと被写体を追うように動かすこと。そうすると上下動がなくて安定して流せる。もうひとつは、腰をひねりながら撮るんじゃなくて、ひねった腰を戻しながら撮ること。右から左へ移動する被写体を流し撮りするときは、腰を右に少しひねっておき、被写体をカメラの中心で追いながらひねった腰を戻していくという感じだ。

 こちらにやってくる被写体に身体を向けたまま流し撮りを始めると、撮りながらながらどんどん身体をひねらなきゃいけなくなって、動きに無理が生じ、カメラの動きも不安定になる。

 もうひとつのコツは、ピントはあらかじめ適当な位置で固定しておき、「AFロックをしながら撮ること。シャッターを半押しにして待ちかまえ、猫をいい感じにとらえたら腰の動きを止めないでシャッターを切る。慣れるとある程度はなんとかなります。

 もっとも、猫がこちらの狙い通りに動いてくれるわけもなく、たいていは「とっさの流し撮り」になるから、心や体の準備をしてる暇なんてないんだけどね。

黒い猫を撮ろうと思ったら、こちらに向かって歩いてきたのでとっさに流し撮りに切り替えました(2008年1月撮影 ソニー「Cyber-shot DSC-T2」)

 ちなみに、猫の本気ダッシュはなかなか止めて撮れるもんじゃなかったです。

獲物を見つけた猫の本気ダッシュ
獲物を見つけた猫の本気ダッシュ。一気に加速するので追いきれません。もうちょっと顔が止まってくれると良かったのだが、今度また挑戦せねば(2007年1月撮影 ニコン「D200」)

 でも迫力だけはあるかと……。


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は4月9日掲載予定

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