先週の記事に対して「フラッシュ撮影を推奨するとは何事だ」とお怒りのメールが来たのでちょっと補足を。基本的に瞳孔が開いているとき(つまり夜や室内など)にフラッシュのような強い光をいきなり当てるのは目によくありません(猫に限らず、人間でも乳幼児の間はフラッシュ撮影は避けるべきといわれてます)。暗いときほどフラッシュはオフで。
前回は周辺が十分に明るい昼間に補助光として使いました。ですので、「まあOKか」と判断したのですが、昼間でも近距離で正面からフラッシュを焚くのはお薦めしません。猫を驚かせることにもなりますし。基本的に発光禁止にしておき、使うときもなるべく正面からは避けるよう注意しましょうってことで、追記しておきます。
(荻窪圭)
2008年上半期、最強の猫撮りデジタル一眼はソニーの「α350」である。勝手にそう決めて、ソニーから借りました。
理由はいろいろあるけれども、一番はその強力なライブビュー(コンパクトデジカメのように液晶ディスプレーを見ながら撮影できる機能)。液晶ディスプレーがチルトするのである。真上に向ければ上からディスプレーを見つつ撮影できるし、逆にチルトさせれば(こっちは40度)上から見下ろす撮影ができる。
例えば、カメラを地面スレスレに置き、左手でレンズを支え、右手の親指でシャッターを押し、液晶ディスプレーを真上に向ければ……こんな風にしゃがむだけで地面スレスレ撮影が可能なのだ。
すると、こんな写真が撮れるのである。
液晶チルト式ライブビューならではの構図に、デジタル一眼レフならではのボケとくっきりした写り。それにしても、この猫ったら、なつきすぎです。
この連載の記事
-
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた -
第853回
デジカメ
網越しでも横顔でも動いていてもしっかり猫にピントが合うソニー「α9 III」はやっぱり欲しくなる1台 -
第852回
デジカメ
小さくて軽くてかわいいパナソニック「LUMIX G100D」で気軽に猫スナップ -
第851回
デジカメ
歴史ある街並みの人気スポット、傾斜地が多い広島県・鞆の浦で“高低差の猫たち”を撮る -
第850回
デジカメ
最新のソニー「α9 III」はAFも連写も速くて最強! 気がついたら1500枚も撮っていた -
第849回
デジカメ
謹賀新年 「猫宅訪問」で初対面なのに人懐こくて元気いっぱいな3匹の猫を撮ってきた - この連載の一覧へ