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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第40回

「ボケちゃってゴメン」──あなたの猫を10倍かわいく写すための基礎知識

2008年02月14日 17時18分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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猫連載-40

餌をくれないかなと期待して見上げてるネコ。右下に靴の端が移ってます(2006年3月撮影 オリンパス「E-330」)

 こんな風に、ネコにだけピントが合っていて、背景がきれいにボケている写真ってそれだけでカッコいい。背景がごちゃっとしてるとそこにネコが埋もれちゃうけれども、背景がほわっとぼけているとメインの被写体だけが浮かび上がってくる。

 こういう写真を撮るにはちょっと知識が必要になる。カメラには「ピントの合う範囲」があるからだ。「広い範囲にピントが合う」設定だとネコにも背景にも前景にもピントが合っちゃうけど、ピントの合う範囲が狭ければ、ピントを合わせたネコ(と同じ距離にあるもの)だけにピントが合う。このピントの合う範囲を「被写界深度」といって、ピントの合う範囲が狭いことを「被写界深度が浅い」という。

猫連載-40

地面の枯れ葉を見ると、ネコの前後にピントの合う範囲があり、遠ざかるに従って徐々にぼけていってるのがよく分かる(2008年1月撮影 ニコン「D40X」)

 言葉は難しいけど法則を覚えると簡単。被写界深度を決めるのはたった「3つの要素」だけだからだ。

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