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Macworld 2008 リポート Vol. 8

米マイクロソフト担当者が明かす「Office 2008 for Mac」の見どころ

2008年01月22日 13時22分更新

文● 宮本朱美、MacPeople編集部

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Macworld Expo & Conference 2008の開幕に合わせて、1月15日(日本は16日)から全世界で発売が始まった「Microsoft Office 2008 for Mac」。バージョン2004以来、実に4年ぶりのメジャーアップデートとなる。そこで、米マイクロソフト社マッキントッシュ・ビジネス・ユニット(Mac BU)のシェリダン・ジョーンズ氏ジェフ・プライス氏に話を聞いた。


Office 2008の開発ポイント

S. Jones and G. Price
米マイクロソフト社マッキントッシュ・ビジネス・ユニットでグループ・マーケティング・マネージャを務めるシェリダン・ジョーンズ氏(左)と、同じくプロダクト・ユニット・マネージャのジェフ・プライス氏(右)

ジョーンズ Office 2008でのチャレンジは、技術的にはユニバーサルバイナリーと新フォーマットの「Microsoft Office Open XML」への対応です。デザイン的には、ユーザーができるだけシンプルに作業できるようにインターフェースを刷新しました。

プライス 「SmartArtグラフィック」という新しいツールを搭載しましたし、Excelでは巨大なセル(104万8576行×1万6384列)を扱えるようになりました。操作性の向上や完成度の高いアウトプットを容易に生み出せるように、ユーザーの声にきちんと耳を傾けたことも重要なポイントでしょう。Macのアプリケーションであることを意識して開発しました。

ジョーンズ 「Apple Remote」で画面を切り替えられるので、PowerPointのデータをプレゼンのするときには役立つでしょう。Office 2008には、こういった細かな機能がたくさん盛り込まれています。


移行にあたっての注意点

ジョーンズ 標準ファイルフォーマットが変わりましたが、Office 2004以前のバージョンで作ったデータは問題なく2008で使えます。一方、Open XML形式に準拠した2008のOffice書類も、無償で配布しているファイルコンバーターを使えば2004で読み書きできるので、企業ユーザーも心配無用です。もちろん、2008は旧形式でのファイル保存もOKですしね。
 そのほか、システム環境も重要です。ユニバーサルバイナリーに対応したことで、社内のベンチマークテストでは各ソフトにおいて30%ほどスピードアップしています。Rosettaで動作させたOffice 2004と比べると、一部の機能では2~3倍のパフォーマンスを発揮するほどです。

プライス ただし、PowerPCベースの古いMacでは若干遅くなる可能性もあります。初回起動時はさまざまな設定を行うため起動が遅いと感じるかもしれませんが、それでも2回目以降は遅さを感じることなく起動できるでしょう。


Office 2008
3種類のバリエーションを用意する「Microsoft Office 2008 for Mac」。注目は、3ライセンス付属する家庭/教育向けの「ファミリー&アカデミック」だ

Word/Excel for iPhone

ジョーンズ 現段階では何とも申せませんが、iPhoneやiPod touchで使用できるモバイル版Officeについては、とりあえずアップルが2月末に発表するSDKの様子を見ようと思います。ただし、Office 2008はPowerPointのデータをiPodで閲覧できる形式に書き出せるなど、現段階でもモバイル機器との連携を実現しているんですよ。


Microsoft Messenger

ジョーンズ 「Microsoft Messenger」は弊社のウェブサイトでも配布していますし、もちろんOffice 2008のパッケージにも付属しています。ただし、「Windows Live Messenger」と画面を共有できなかったり、共有フォルダーが使えないなど、Windows版との機能差があることも事実です。この点については、現在Mac/Windows間でボイスチャットやビデオチャットを実現する新バージョンを開発中です。1カ月以内にはベータ版がダウンロードできるようになると思うので、期待してください。


本インンタビューの詳細は、1月29日発売の「MacPeople 3月号」に掲載する予定だ。


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