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マイクロソフト、「Office 2008 for Mac SP1」を公開

Office 2008 SP1公開!

2008年05月15日 21時44分更新

文● MacPeople編集部

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米マイクロソフト社のマッキントッシュ ビジネス ユニット(以下、Mac BU)は14日、「Office 2008 for Mac 向け Service Pack 1」(以下、Office 2008 SP1)の提供を開始した。

「Microsoft Office 2008 for Mac」パッケージ

今年1月に発売になった「Microsoft Office 2008 for Mac」のアップデート「Service Pack 1」が登場した

Office 2008 SP1は、「Microsoft Office 2008 for Mac」の脆弱性や安定性を改善するアップデーター。Office 2008に付属する「Microsoft AutoUpdate」を使ってダウンロードおよびインストールできる。また、同社のウェブサイト「Mactopia Japan」からアップデーターをダウンロードすることも可能だ。

「Microsoft AutoUpdate」画面

「Office 2008 for Mac」に付属している「Microsoft AutoUpdate」を起動して「アップデートを確認」を実行すると、「Office 2008 SP1」が選択可能になる

修正される主な項目は、以下のとおり。

Excel
・Excel 2008 for Mac(以下、Excel 2008)とWindows版Excel 2003および2007とのファイルの互換性を改善
・グラフの誤差範囲の設定を独自に指定するための機能を復元
・Excel 2008ワークブックを印刷する際の信頼性を改善
Entourage
・カレンダーのOffice アラートの改善
・Exchange メッセージからの添付書類削除、サーバーとの同期化、AppleScript経由によるExchangeサーバーメッセージの内容編集、および変更のサーバーへの同期を含む、同期化サポートの全体的な改善
・サードパーティー製のツールで作成した画像の表示、送信
Word
・表の精度の向上
・見出しマップにおいて選択されている項目について信頼性と応答性を改善
・ノート レイアウトでのフォーマット機能、録音中のステータス、およびさまざまな表示オプションのアップデート
PowerPoint
・高解像度プリンターで印刷する際にクラッシュする問題の改善。また一部の大規模なプレゼンテーションの印刷速度を大幅改善
・Windows Mobile 搭載の携帯端末での、Mac PPTXファイルの表示
・AppleScriptのPowerPoint Selectionオブジェクトを利用し、PowerPoint内で現在選択されている項目を操作するカスタムスクリプトを実装可能

「Excel 2008」アバウト画面

「Microsoft AutoUpdate」を実行したあとの「Excel 2008 for Mac」のアバウト画面。バージョン情報が「12.1.0」と表示される

なお、このアップデートには、同社が以前リリースした「Office 2008 12.0.1 更新プログラム」の内容も含まれている。

さらにMac BUは、Office for Macの次期バージョンで「VBA」をサポートすることも発表した。同社は、2006年8月のWWDCにおいてOffice 2008ではVBAをサポートしないと発表し、実際にそのとおりになっていた。これは、Office 2008の開発ではユニバーサルバイナリー対応を優先する関係上、VBA対応は見送られた格好だった。しかしOffice 2008のリリース後、やはり複数のプラットフォーム間でマクロを共有するユーザーにとってVBAのサポートが重要であると考え、次のバージョンでの対応に向けて現在開発を進めているとのことだ。


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