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最新版Microsoft Officeの新機能と互換性を徹底チェック

Office 2008超基本ガイド

2008年06月16日 18時00分更新

文● 小口博朗、倉田吉昭、津田福吉、MacPeople編集部

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約3年ぶりにアップグレードを果たし、販売も好調な「Microsoft Office 2008 for Mac」。Mac版ならではの使い勝手を追求したインターフェース&機能アップはもちろんのこと、Windows版のOffice 2007との互換性についても改善されている。多くのユーザーが注目している本ソフトを、じっくりと紹介していこう。

Office 2008


CONTENTS:


1. ラインアップ

「Microsoft Office 2008」のラインアップには、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Entourage」「Messenger for Mac」の基本5製品のパッケージと、そのファミリー&アカデミック版に加えて、「Microsoft Expression Media」を含んだ「Special Media Edition」、「Word」「Excel」のみの単体製品──という5つのパッケージがある。



製品パッケージ構成

Office 2008

(1) Microsoft Office 2008 for Mac

Office 2008

(2) Microsoft Office 2008 for Mac Special Media Edition

Office 2008

(3) Microsoft Office 2008 for Macファミリー&アカデミック

Office 2008

(4) Microsoft Word 2008 for Mac

Office 2008

(5) Microsoft Excel 2008 for Mac

Officeパッケージの価格と内容構成
製品名 価格 Word Excel Power Point Entour age Messen ger Expression Media
(1) Microsoft Office 2008 for Mac 4万9800円(通常版)
2万8000円(アップグレード版)
(2) Microsoft Office 2008 for Mac Special Edition 5万2800円(通常版)
3万2800円(アップグレード版)
(3) Microsoft Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック 2万2800円(通常版※1 ※2
(4) Microsoft Word 2008 for Mac 2万7800円(通常版)
1万2800円(アップグレード版)
(4) Microsoft Excel 2008 for Mac 2万7800円(通常版)
1万2800円(アップグレード版)
※1 使用は家庭および教育機関に限定されるものの、3ライセンスが付属する
※2 Microsoft Exchange Serverのサポート、Automatorワークフローは含まれない

対応システムは、Mac OS X 10.4.9以上(Expression MediaはOS X 10.4以上)。対応マシンは、PowerPC G4 500MHz以上またはインテル製CPUを搭載したMac。なおアップグレード版は、Mac版のOffice 98以降の各シリーズのスイートおよび単体製品のユーザーが対象だ。


共通機能

iPhotoとのスムーズな連携

Office 2008

Word/Excel/PowerPoint/Entourageはいずれも共通して「オブジェクト パレット」の利用が可能だ。Officeが用意するクリップアートや特殊記号の挿入ができ、「写真」タブはiPhotoと連動。ポップアップメニューからはiPhotoのアルバムやロールの選択も可能で目的の写真を見つけやすい


ハイクオリティーなSmartArt

Office 2008

「SmartArt グラフィック」はアウトラインプロセッサーと連動した模式図の作成ツール。Word/Excel/PowerPointに搭載されたエレメンツギャラリーから呼び出せる。「手順」「階層構造」「集合関係」などのカテゴリーから目的のテンプレートをクリックするだけで書類の中に挿入できる


エレメンツギャラリー

Office 2008

Word/Excel/PowerPointのツールバーの下にあるのが、「エレメンツギャラリー」というユーザーインターフェース。複数のタブに区切られており、各種テンプレートを挿入できる。用意されるタブは「SmartArtグラフィック」など共通のものもあるがアプリケーションによって異なっている


コンテクストで変化するツールパレット

ツールパレットの表示内容は、行っている作業に応じて内容が変化する。書類上で画像を選択した場合には図のトリミングや配置の設定を行うパレット、ワードアートを挿入した場合には文字の書式を設定するためのパレットが表示される。ツールパレットのタイトルバー右端にあるボタンをクリックするとDashboardウィジェットのようにパレットが回転し、格納するときのエフェクトや非アクティブになるまでの時間やその際のアニメーションなどを設定できる


(次ページに続く)

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