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よろしくパソドック 第8回

【よろしくパソドック Vol.8】

年末スペシャル! 漏電メイデン・プリンタお掃除大作戦!

2007年12月30日 08時00分更新

文● 藤山 哲人

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ついでにPCの大掃除

 せっかくアルコールが手に入ったので、キーボードとマウスも拭いておこう。

キーボードのBefore & After。毎日フィギュアのパンツ記事を書いているキーボードは、触りたくないほど汚ネェ!

マウスのBefore & After。うわっ!こんな汚ネーマウスで仕事してたのかっ!

 バッチいマウスとキーボードがこんなにキレイになる!
 そのほかPC本体の一番汚れる場所でかつ、汚れてヤバイのがヒートシンクだ。とくにデスクトップのCPUは、ヒートシンクにファンが着いており、ホコリが溜まりっぱなし。
 CPUの熱を逃がすためのヒートシンクなのに、ほこりが溜まった状態じゃぁ、

 毛布かぶせてるのと一緒じゃん!

 これはブロアーで一発解消。注意して欲しいのは、ブロアーを吹くのはいいが、CPUファンが回らないように手で押さえるってこと。確かにブロアーを吹くとファンがブンブン回ってそりゃー面白いのだが、その状態は発電機。つまり基板に電気が流れちゃってるってことだ。というわけで、ファンを回さないようにして、ブロアーを吹いて欲しい。ビックリするぐらい、ほこりが飛び出てくるだろう。なんか、でっかい耳垢が取れたみたいな快感を味わえる。
 こうしてPCの大掃除をしていて、背面のコネクタやカードスロットなどに、触れたとき“ビリッ!”ときた読者は、おるまいか?
 複数PCがある場合は、片手で一方のPCの金属部分を、もう片方の手でもう一方のPCを触って欲しい。たいてい

 ビリッ!っと来るはずだ(笑)

 ま~早い話、そりゃ漏電っす。なお筆者のPCを測定した結果が次の写真!

ん~、こりゃ感電するわ(笑)

PCからのアース線とコンセントのアース端子に、テスターを挟んで交流電圧を測ってみる

 んが! 交流40Vも漏電してるんかいっ! ということで、ぜひ漏電対策も合わせてやっておこう。
 「家はアースつきテーブルタップに差し込んでるから大丈夫!」なんて豪語している読者は、テーブルタップの先がちゃんと、アースつきコンセントに差し込まれているか要チェック。フツーの2穴のコンセントに差し込んであって、オスコンセントの脇から緑の電線がブラ~ンとしてたら、アースをしてないのと一緒だ。
 というわけで早速、DIY店に行って緑のアースコードを買ってこよう。なければ100Vの電線でもかまわない。必要な長さはアース付きコンセントからPCまでだ。

アースつきコンセント

これがアース端子つきコンセント。台所や洗濯機置き場まわり、エアコンのコンセントがアースつきになっている

 エアコンやキッチンまわり、洗濯機置き場のコンセントは、たいていアースつきになっているので調べて欲しい。このアース端子とPCの金属部分を、電線でつなげてやればOKだ。

アース端子じゃなくても、ぜんぜんOK♪

PC筐体の金属部分にアース線をねじ止め。アース取り付け端子がある場合は、そこにアース線をねじ止めしよう

 あとはこの電線の先を、アースつきコンセントのアース端子に接続するだけ。

フタを開けて

(1) アース端子のフタを開ける

端子のねじを緩める

(2) 中にねじ止め端子が見える

アース線をつなげる

(3) 電線の被覆を剥いて端子に噛ませねじ止め。C型端子は別につけなくてもかまわない

フタを閉めておしまい

(4) フタを閉じて工事終了

 なお複数のPCがある場合は、PC同士の金属部分をアース線などで接続。アース付きコンセントから一番近いPCとアース端子を接続すればいい。

電池を直列つなぎにしているようで怖さを覚えるかもしれないが、安心してやってよし!

緑の電線はコンセントのアース端子へ、白い電線は別のPCに接続すればいい

 漏電しているPC同士を接続するのにためらうかもしれないが、ガンガン数珠つなぎにしてOKだ。またPCの電源を切って作業すれば、感電することもない。安心して工事して欲しい。
 こうしてアースしたPCは、背面のコネクタを触ってもまったく感電しない。別の2台のPCのコネクタを触っても、アースによって電圧の差がない(電位差0V)ので、まったく感電しなくなるぞ。

 さて次回はいよいよ、エ●ゲー専用入力デバイス「ミルキー・ソーセージ」の作り方! コミケ帰りのアキバでパーツを買って、正月はエ●ゲー三昧だ! しかも両手フリーでっ!

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