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よろしくパソドック ― 第13回

ノートユーザー救済企画! USB接続のPC電源連動型コンセントを作る

2008年05月26日 21時00分更新

文● 藤山 哲人

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 前回はデスクトップPCの内部電源を使って12Vのリレーを駆動し、パソコンの電源に連動してONになるコンセント(テーブルタップ)を作った。
 が!「俺のマシンはノートPC! そんな電源連動コンセントなんか使えねぇー!」なみなさんも多いはず。
 というわけで、今回はノートPCユーザー救済企画!「USB連動型電源コンセント」を作ってみたい!
 家にありそうな廃品を極力使うと、制作費はこんな具合だ。

部品 価格
激安テーブルタップ 300円
12V駆動リレー 350円
トランジスタ 30円
10kΩ抵抗 20円
ダイオード 20円
基板 100円
DCジャック(オス・メス) 200円
タッパ 100円

 総額なんと1120円! 同機能の市販品の5~6分の1の値段で作れるのだ!
 USBコネクタと12VのACアダプタは廃品を利用する計算だが、買ったとしてもあわせて900円程度だ。全部部品を買ってきても、市販品の半額以下というリーズナブルさ!
 こりゃもう、作るしかないでしょ!

USBをACアダプタ代わりに使う手もあるが……

 USBからは5Vの電圧を取り出せる。これを使った扇風機やらコーヒーウォーマーなどのアクセサリが発売されているが、モーターにしてもヒーターにしても、えらく電力を消費する。

 まさかUSBハブを使ってUSB扇風機を2台でダブルタイフーン!

 なんてやってないよね? USBコネクタから供給できる最大電流はたったの500mAだ。モーターは、回わりはじめればさほど電流は流れないが、回り出す瞬間にかなりの電流が流れる。
 ほとんどのUSB扇風機は、消費電流300mAとなっているがスイッチをONにした瞬間は、USBの最大供給電流にかなり近づいている計算だ。もし2台の扇風機を回したら、USBの供給する最高電流500mAをブッチしてるのである!
 USBを5VのACアダプタ代わりに使うのもいいが、

 扇風機2台をまわして十万円以上のACアダプタ(PC)をぶっ壊さないように!

 注意していただきたい。
 さてその辺を考慮して、前回使ったリレーを直接USBの5V端子に接続しても大丈夫かを考えたい。
 オムロン製のG2R-1-E(5V駆動)の仕様を見てみると、定格電流は106mAだ。USBの最大供給電流をじゅうぶんに下回っている。ただパソコンの電源がONになっている間、ズーッと106mAを消費しているため、他のUSB装置が使えるのは400mAを切ってしまう。
 もっと小さなリレーだとどうだろうか?

小型リレー
たとえば、こんな小さいリレー。対比のために1/8スケールのフィギュアを置いてみた

 えっ!サイズが分からないと!

改めて小型リレー
んじゃ耳栓と対比。左が一般的なサイズのリレー、右が小型のもの

 なんと、こんなに小さいリレーなのに消費電流は89mA! でもスイッチングできるのは、125V 30Wまでと! これじゃぁ便所の暗い電球のON/OFFもおぼつかねぇ!
 ということで、ノート用のPC電源連動型コンセントは“USBに5Vが供給された”という信号を検知して、実際には12VのリレーをACアダプタで駆動するものにしよう!
 なぜ12Vなの?と不思議に思う人もいるかもしれない。それは単純に5Vの信号を拾って、5Vのリレーを駆動しても面白くないからだ(笑)。ってのは冗談で、会社や家にゴミとなっているACアダプタを再利用しようってワケだ。ゴミになってるACアダプタってのは、たいてい12Vか9Vか6V。どのご家庭でもPC用スピーカの12V ACアダプタが1個は落ちてるモンである!

(次ページへ続く)

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