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よろしくパソドック ― 第10回

【よろしくパソドック Vol.10】

魔法の特定ゲーム用デバイス「みるきぃ・ソーセージ」【みるきぃ・マウス前編】

2008年02月16日 23時59分更新

文● 藤山 哲人

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 いや~、年末恒例のNHK「高専ロボコン」は燃えました!(原稿執筆時は年末なのだっ!) ロボコン初のロボット vs ロボットの戦いだけに、電源制御ユニットのキャパをオーバーして、本当に燃えるロボットが続出! 戦ってる本人たちは青いけど、見てるこちらは楽しいモンです!
 そして毎度のことながら、あの番組を見てると工作の虫がうずくこと、うずくこと! そんなアナタにお届けしたい、両手フリーエ○ゲー専用デバイス「みるきぃ・ソーセージ」でございます。
 前回は、エ○ゲーを操作するのに必要となる、[Shift][Ctrl][Space]キーをフットスイッチで操作する「みるきぃ・CAT」を製作。あまりのバカさ加減に、あきれていただいたかと思う。
 さて今回は、「みるきぃ・CAT」と対をなす入力デバイス「みるきぃ・マウス」の製作に取り掛かりたい。要は足でマウスを操作しようって話である。
 しかしパソドックにしちゃぁ、大規模な工作のため、今回はマウスの移動速度を可変させるためのパワーユニットの製作と電気的な部分についてを説明していきたい。
 そして副産物として、車のシガーライターから1.5V~9Vまでのラジカセなどを駆動すために電圧コンバータも合わせて紹介しよう。なんかいつになく実用的なので、筆者としては非常に不本意なんだが、レッツ!工作!

“みるきぃ・マウス”の基本原理

 エ○ゲーの操作に、マウスは欠かせない。床に置いて足でマウスを操作するという強引な手もあるが、操作性の悪さは最悪である。そこで考えたのが、次の手段だ。

・マウスにモーターを取り付け前後左右に走らせる

 これはマウス走らせるのに相当大きな机が必要となり、前後から上下に直角に曲げるのが非常に難しい。よって、ボツ。

・マウスの下にボールを置きそのボールをモーターで前後左右に回転させる

 これはなかなかのアイディアかと思ったが、光学式マウスのLEDの焦点がシビアーで、工作が大変そう。よって、ボツ。

 どうやら光学式マウスを改造するのは、辛そうである。ならば時代に逆行して、構造も単純なボールマウスを使ってみよう!と考えた。
 ボールマウスを分解すると、ゴムコーティングのボールが縦軸と横軸に触れるようになって入っているのが分かる。この軸にはそれぞれ、大きな歯車がついており、そこにはスリットがある。

ボールマウスの回転検出
縦と横に軸があり、そこにスリット付きの歯車がついている

 そのスリットをまたぐように設置されているのは、フォトインタラプラタというセンサーだ。フォトインタラプタの片側ではLEDが発光していて、反対側は受光部になっている。

フォトインタラプタ
矢印部分がLEDと受光部。スリットが光線を遮って移動量を検出できる

 つまりボールが回転すると、軸を伝わりスリットが回転するため、マウスが上下左右のどの方向に動いたかを検出しているのだ。
 そこで、このX,Yの軸をボールじゃなく、モーターで直接回してしまおう!というのが“みるきぃ・マウス”の基本思想である。実に単純!
 最初はもっと単純で、こんなモノを試作してみた。

“みるきぃ・マウス”試作品
“みるきぃ・マウス”試作品

 ボールの回転をタイヤで捕え、プーリーを経由してマウスの軸をまわそうというものだ。しかし作っては見たものの、あまりにも大きく操作すると足がつりそうになったので断念。ただその設計思想は、今回作成する“みるきぃ・マウス”にも反映されている。

(次ページへ続く)

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