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iMovie '08【管理編】ライブラリーの秘密

2007年12月14日 08時00分更新

文● 斎賀和彦

ムービーの管理がライブラリー方式に


 iMovie '06までは、キャプチャーしたビデオ素材、編集データはすべて「iMovieプロジェクト」というパッケージファイルにまとめられていた。そのため、プロジェクトの移動やバックアップは容易だが、プロジェクトをまたいで素材を使うにはひと手間が必要だった。

 これに対してiMovie '08では、編集データとしての「プロジェクト」と、素材としての「イベント」は常に別々のフォルダーに収められ、どのイベントでもどのプロジェクトでもシームレスに扱え、編集できるようになっている。

iMovie_メイン画面
上段の「プロジェクト」は、従来のiMovieのプロジェクトと同等のもの。下段の「イベント」は、iPhotoと同様に読み込み時に日付ごとに管理される、動画版のライブラリーのようなものだ

 プロジェクトデータは従来と同様にパッケージ化されている。パッケージを開くと編集データのほかに、「共有」メニューの「メディアブラウザ」で書き出したムービーが格納されている。これらは独立再生形式のH.264なので、イベントに保存されている素材を削除してしまっても利用可能だ。iDVDやiWebの「メディア」ボタンで参照する場合は、ここへアクセスする仕組みになっている。

iMovie_プロジェクト
「iMovie Projects」フォルダーには、作成したプロジェクトがパッケージ形式で保存されている。パッケージの中には、「共有」メニューで書き出したムービーが格納されている

 「イベント」フォルダーは基本的にビデオカメラからのキャプチャー時に作成され、その中にQuickTime形式のムービーが並ぶ。iMovie '08上でイベントの分割や統合を行うと、関係するフォルダー名が書き換わったり新規に作られるといった操作性は優秀だ。ちなみに、「ディゾルブ」などのエフェクト加工を行うと、プレビュー用のキャッシュファイルも「イベント」フォルダーに生成される。

iMovie_イベント「iMovie Events」フォルダーには、読み込んだムービーがイベントごとにフォルダーで分類されている。HDVの場合は「.mov」(上)、DVの場合は「.dv」として読み込まれ(下)、表示用のサムネールが作られる

 各イベントフォルダー内にある「iMovie Thumbnails」フォルダーには、小さなQuickTime形式のムービー(16:9は160×90ドット、4:3は120×90ドット)が、全クリップぶん格納されている。iMovie '08では、クリップ上でマウスを動かしたときのフィルムストリップが滑らかに追随するような驚異的なレスポンスが印象的だが、それを実現している裏方がこのサムネールのようだ。取り込み終了時に待たされるのは、このサムネールムービーを生成するためだろう。

iMovie_サムネール「iMovie Thumbnails」には、読み込んだ素材の低解像度版が作られる。フィルムストリップ上の操作の際にはこの軽いムービーを使い、「共有」などで書き出す際に元の素材を参照することで、編集時のレスポンスを向上させている

(MacPeople 2007年12月号より転載)


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