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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第22回

オラクル製品サポートの仕事術。忙しくても、“仕事を山積み”にしないノウハウとは

2007年04月26日 00時00分更新

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ときには自分の仕事方法にこだわらない。柔軟性を持つ大切さ

 製品サポート業務には、リサーチ能力も重要だという。たとえば、IT業界の製品は頻繁にバージョンアップが行なわれるため、製品マニュアルだけでも分厚いものがそのたびごとに何冊も登場する。しかし、サポート上では、日頃からマニュアルに目を通しておき、どこに何が書かれているのかを大まかにでも把握しておく努力が必要なのだ。とはいえ、そのような膨大なマニュアルを把握するのは、誰にとっても当然大変なことである。そこで問われるスキルが、リサーチ能力というわけなのだ。

「製品サポート業務の上で、もう1つ大切なのはマニュアルやナレッジベースをどれだけ上手く活用できるかだと思います。たとえば、どの検索エンジンを使うと的確な回答例が導き出されるのか、トラブルに結びつく最適な検索キーワードは何なのか。これらが分かると、仕事の処理スピードは格段に向上します。また私は、隣席の人が行なっている検索方法なども、いいと思ったら柔軟に取り入れるようにしています」

 古賀さんは、サポート業務に必要なスキルを身に付けるうえでは、人のやり方に学んでみるなど、自分流に固執しない柔軟な姿勢を心がけているようだ。つまり、転職して間もないものの高いスキルを身に付けられた理由は、向上心の高さに加え、「人との関わりの中で学べる」という柔軟性を大切にしているからこそと言える。  そして、最後に今後のキャリアビジョンについても聞いてみた。

「私は、このようにしてオラクル製品の知識や技術を深めていき、いずれは後任にオラクルに関するさまざまな教育を行なえるまでになりたいですね」

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