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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第24回

10年後のために、今できること プログラマからコンサルタントを目指すなら

2007年07月05日 00時00分更新

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木下隆さん(27) EDSジャパン サービス本部

木下隆さん(27) EDSジャパン サービス本部

キャリアパスとしてコンサルタントを目指す人は多い。今回登場する木下さんは、新卒入社した金融系のSIer会社で約4年半プログラマとしてWebアプリケーションの開発に従事していたが、プログラミング一辺倒ではなくコンサルティングができるようになりたいと自分のキャリアを再考したという。現在はITサービスの提供をグローバルに行なっているEDSジャパンへ転職し、“10年後に理想のコンサルタントになること”を目指し、日々努力しているという。その転職の経緯と現在の仕事について聞いた。

木下隆さんの転職成功のポイント
・5年後、10年後にどんな仕事をしたいのかをしっかりイメージできていた
・面接では前職で得たスキルをアピールするだけではなく、今後に仕事を通して学びたいスキルを伝えた。
企業を選んだポイント
・理想とする自分の姿になるために必要なビジネスの知識を身につける環境がある。

将来コンサルタントになると決断
不足していたスキルとは

 転職を臨むに際し、木下さんは5年後、10年後にどういう立場で仕事をしていたいのかを明確にする作業からはじめたという。「現時点で何ができるのか」、また10年後の目標に到達するために「不足しているスキルは何か」ということまで客観的に見つめ直したそうだ。

「前職は、金融系のSIer会社でプロジェクトに適用するJava(J2EE)とOSS(オープンソース)を利用したプログラミングを担当していました。エンジニアとしてのスキルを磨くにはいい環境でしたが、10年後にITの技術をビジネスに生かすコンサルティングの仕事に携わりたいというキャリアパスを描いたとき、自分に不足するスキルを感じました。つまりそれまで開発だけをやっていたので、社会やビジネスの仕組みについて疎いという弱点が明確となったのです」

 その後、2006年9月に転職を決意してから現在勤務するEDSジャパンの面接を数回受け、11月中旬には内定が決まったという。面接でのアピールの仕方にも工夫はあったのだろうか。

「国家資格の基本情報技術者、Sun Java資格認定のSJC-P、SJC-WCを取得していたので、これらの資格を生かせることをアピールしながらも、『自分にはビジネスの知識が足りないと感じている』ことを明確に伝えました。しかし、『直接お客様と対話する中で1つのプロジェクトを完成させたい』という入社後にやりたいことや、『仕事を通して社会やビジネスを学べる職場で働きたい』など、入社後の目標や志望動機をなるべく直結させてアピールをしたのです」

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