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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第26回

Windows Vista開発から、モバゲータウンへ。エンジニアとして本当に大切なスキルとは

2007年10月11日 11時15分更新

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モバゲータウン

ディー・エヌ・エーが運営するケータイ電話用サイト
「モバゲータウン」

ケータイ電話用の無料ゲームとSNSサービス「モバゲータウン」は、毎日4億PV以上をあげ、サービス開始から約1年半で会員数は700万人を超えている。現在もっとも勢いのあるケータイ電話用サイトと言っていいだろう。その大人気サイトの開発設計を行なっているディー・エヌ・エーの松内良介さんは、注目すべき経歴の持ち主だ。転職前は米国シアトルのマイクロソフト本社で、Windows Vistaの開発に携わっていたという。多くの技術者が憧れるソフトウェア開発の最先端から、ケータイ電話サイトの開発への転職に、松内さんが求めたものとは何か。

サービス成功のためにあるシステム開発

 松内さんは、2006年11月にディー・エヌ・エーに入社。企画の立案から設計、運用、さらにはメンテナンスだけでなく、カスタマーサポート業務の手伝いまでしているという。現在モバゲータウンはゲームやSNSだけではなく、ショッピングサイトや電車の乗り換えといった他のサービスと融合し、サービスの充実を図っているそうだ。

株式会社ディー・エヌ・エ ー 松内良介さん

株式会社ディー・エヌ・エー      ポータル・コマース事業部 システム部 システム開発グループ 松内良介さん(33)

「私は課金システムの開発、ニュースや天気予報のシステムを担当しています。最終目標はシステムの提供ではなくサービスの成功にあります。たとえよいシステムを提供できたとしても、サービスが失敗してしまえば、それは自分の仕事の失敗を意味します。ユーザーやクライアントをはじめモバゲータウンに関わる多くの関係者に満足してもらうことが最終的な目標。そのために私は何ができるかを入社の時に考えました。強みであるシステム力を生かして、モバゲータウンが抱えている問題を解決するのです。また、技術にまつわるコミュニケーション能力も強みだと思っているので、その強みを活かせるように努力をしています」

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