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あのウォズニアックも並んだ!

米国レポート「iPhoneが街にやって来た」 (前編)

2007年07月10日 11時30分更新

文● 飯吉 透 (カーネギー財団知識メディア研究所所長)

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iPhoneの列

 去る6月29日に、米国でiPhoneが発売になってから、1週間が過ぎた。「Windows 95の発売以来」と言われた熱狂的なお祭り騒ぎもようやく収まりつつある。もちろん筆者もiPhoneを購入した人のひとりだ。ここ2週間ほどで起こったiPhoneを巡る米国内の動きと、私のiPhone体験を前編と後編の2回に分けて報告したい。

Apple Store、パロアルト店 6月30日のApple Store パロアルト店内の様子。ちなみにこの写真と冒頭の写真は、筆者のiPhoneで撮影されたもの (編註:画像は補正/トリミングしてあります)


全米メディアを席巻したiPhone旋風


 6月25日月曜日。ニューヨークの5番街にあるApple Store前では、発売4日前からiPhoneを求めて並ぶ人の行列が出来始めた。その模様は、メジャーなメディアのニュースや人気ブログなどで取り上げられ、iPhone旋風が全米に吹き荒れ始めた。

 さらに追い風となったのが、米国のメジャーなメディアのテクノロジー・コラムニストたちがiPhoneの発売1週間ほど前から、新聞や雑誌、インターネット上で掲載し始めたiPhoneのレビュー記事だ。

 ワシントンポスト紙のウォールト・モスバーグ、ニューヨーク・タイムズ紙のデーヴィッド・ポグー、ニューズ・ウィーク誌のスティーブ・レヴィなど、事前にアップルから試用版のiPhoneを贈呈されていた4、5人のジャーナリストは、異口同音に「iPhoneは、まだ改良の余地はあるものの、携帯電話の新しい時代の幕開けを告げるのにふさわしい歴史的で画期的なテクノロジー製品だ」と褒めちぎった。

 中でも昔、米MacWorld誌にコラムを書いていたデーヴィッド・ポグーは、自分のiPhone体験をコミカルにレポートしたビデオを何本かニューヨーク・タイムズのウェブサイト上に掲載して話題を呼んだ。iPhoneに対する人々の熱き想いを“My Way”の替え歌に載せてミュージカル風にアレンジしたビデオは、一見の価値ありだ(動画へのリンク)。



市長やウォズニアックも行列に参加した


 発売日の1、2日前になると、全米各地のApple StoreやAT&Tの直営店でも、行列が見られるようになった。例えば、発売当日の朝の報道では、フィラデルフィア市長が、当日朝3時半から同市のAT&T直営店の前に並んでいるのが目撃されたと伝えられている。

 また、サンディエゴ市のApple Storeでは、アップルの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックが、アップルが同氏に後日無料でiPhoneを進呈すると申し出ているにも関わらず、一般の客と一緒に列に並んでいるのが、話題を集めた。ウォズニアックは、早朝から列に並んでいたが、一緒に列に並んでいた人々が彼に敬意を表して列の先頭を譲ったという。本人はセグウェイに乗って、行列の整理を手伝っていたそうだ。

 そのほかにも、「列の先頭で並んでいた若者が、転売目的でiPhoneを買おうとして来た中年女性に、800ドルで、待ち順を売り渡した」とか、「列の早い待ち順が、eBayで売られている」など、眉唾な狂騒的ニュースがネット上で飛び交った(前者のニュースに関しては、YouTubeでも参照できる)。


(次ページに続く)

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