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気軽にポチれるコスパ最強の実力派「EHP-OH1000」シリーズ

最新ハイレゾヘッドホンのたまらない臨場感に震えた!

2015年11月10日 11時00分更新

文● 飯島範久 撮影●篠原孝志(パシャ) 編集●ASCII.jp

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大口径ドライバーとチタン振動板を採用
全域の解像度・臨場感が◎

ドライバーは大口径43mmで振動板はチタンコートが施されている

 今回満を持してということで、細部にまでこだわったつくりの製品に仕上がっている。

 ドライバーは大口径の43mmダイナミックタイプを採用。低域から高域まで量感がアップし、ドライバーの振動板にチタンコートを施すことでレスポンスがアップ。中高域の音響効果を高めている。

 ハウジングは丸みを帯びており、チャンバー内の音があらゆる方向へ拡散し、効率よく分散するような構造だ。

イヤーパッドにはプロテインレザーと低反発クッションを採用

 ケーブルには、信号劣化が少なくクリアな高域再生を実現する「銀コートOFC高純度銅線」を使用。右耳用と左耳用のグランドケーブルをそれぞれ独立させて4線にすることで、左右間の静電ノイズや電磁ノイズが減少、左右の音響効果も高めている。

 ケーブルは左耳側のみでケーブルが邪魔になりにくい。また、ケーブルが顔の輪郭に沿うよう角度を付けて本体に装着されているのも特徴だ。

ヘッドバンドアームは高剛性のステンレス素材

 オーバーヘッドタイプで重要なイヤーパッドは、柔らかなプロテインレザーの立体縫製と低反発クッションとを組み合わせて制作。長時間装着しても疲れにくい仕様になっている。ヘッドバンドアームには、耐久性があり剛性も高いステンレス素材を採用。装着中にズレにくく、最適なリスニング状態が保たれる。

イヤーパット部分を反転させて折り曲げるとコンパクトに

 なお、ハウジング部をアームの内側に折りたためる機構になっており、持ち運びにも便利。カラバリはそれぞれシルバーとゴールドの2色が用意されている。

耳をすっぽり覆うが、変な圧迫感はない。しっかり密閉される感触だ。ちなみに、折り畳み機構部のメタリックグリーンは左側のみ

スマホに挿して使えるリモコンマイク付きもあり

 ケーブルにリモコンマイクを内蔵し、スマートフォンでの通話に対応した「EHP-R/OH1000Mシリーズ」も用意されている。リモコンマイクでは着信応答や終話、音楽・動画再生/一時停止の操作が可能だ。

特にマイク部分を持つことなく、きちんと声を拾ってくれる

 ハイレゾにこだわるなら、音質に影響が及ぶ可能性のあるものは極力装備しないほうが得策だ。しかしAVマニアならともかく、スマホで音楽を聴く機会が多数を占める現状を考えると、使い勝手を重視したリモコンマイク付きモデルもキチンと出してくる方針は正しいだろう。

 このへん、ユーザービリティーが重視される周辺機器・サプライを手掛けるエレコムならではの好判断と言えよう。

箱形で穴がマイク、裏面にリモコンのボタンが配してある

(次ページでは、「音質はあくまでストレート。しっかりした低音が魅力」)

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