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月刊 格安SIM王 第7回

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iPhone 6sでも使える! mineoドコモプランの申し込み&使い勝手を検証

2015年10月09日 11時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII.jp

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ついにmineoでもiPhoneを気兼ねなく使い倒せるときが来た!

mineoのDプランはスマホ選び放題!?

 満を持して登場したmineoのDプラン。NTTドコモのネットワークを利用することもあり、選べる機種が一気に広がった。今回は実際に加入してその使い勝手を試してみたので、気になる人は参考にしてほしい。

mineoはドコモとau、2つのネットワークを選べるマルチキャリアサービスとなった。個人向けでは最もスマホ選びの幅が広い格安SIMサービスになったと言える。ちなみに、送られてくるSIMはネットワークによって色が違うようだ(左のピンクがドコモ、右のブラックがau)

ドコモネットワーク採用で、iPhoneの対応も一気に進んだ

 ドコモのネットワークを利用するDプランでは、ドコモのスマートフォンをはじめ、一般的なSIMフリー機を幅広く使うことが可能になった。

 従来のAプラン(auネットワークを利用)においても、auのLTE対応スマートフォンそして一部のSIMフリースマートフォンは利用可能だったが、一般的なSIMフリースマートフォンではauネットワークの周波数帯とその周波数帯のサービスエリアのマッチングに難があり、“ドコモネットワーク+SIMフリー機”の場合と比べて、使い勝手に差が生じていた。

 また、iOS端末ではiOS 8になった一時期、mineoのAプランの利用が不可能になった。その後、この問題は一部を除いて解消されているが、依然としてiOS 8以降を搭載したiPhone 5/5sは、au版、SIMフリー版を問わずmineoのAプランでの正常動作を確認できていない。

 この状況を打開したのが、新たに登場したDプラン。ドコモのネットワークを利用しているため、市場に広く出回っている多種多様なドコモ対応のスマートフォンを利用できる。iPhone 6s/6s Plusもドコモ版、SIMフリー版共に動作確認が取れており、唯一の弱点とも言えた“mineoでiPhone”という組み合わせにも不安はなくなった。

 もちろん、AプランでもiPhone 6s/6s Plusのデータ通信や音声通話の動作確認は取れているが、テザリングのみ×という部分で差が出たようだ。

iPhone 6s/6s Plusでも使用可能!

SIMロック解除で利用がさらに広がる

 Dプランの開始に加えて、2015年5月以降に発売されたスマートフォンにSIMロック解除が義務付けられたことで、mineoで利用できるスマートフォンが今後、一層大きく増える可能性がある。

 ドコモ対応機のみならず、SIMロック解除したソフトバンク対応のスマートフォンまで利用できる可能性が生まれるからだ。当然、そのラインナップには先頃発売されたiPhone 6s/6s Plusも含まれる

 auやソフトバンクのiPhone 6s/6s PlusのSIMロック解除は半年後からになりそうだが、ドコモの場合、契約回線でSIMロック解除の実績次第では、iPhone 6s/6s Plusの機種変更購入直後からSIMロック解除が可能。

 もっとも、mineoのDプランの場合はドコモ回線を利用しているため、ドコモ版のiPhoneであればSIMロックの有無は関係なく利用できる。もちろん、同じようにmineoのAプランの場合はau回線を利用しているため、au版のiPhoneであればSIMロック解除なしで利用できる。

 そして、iPhone以外の人気機種も対象だ。ソフトバンク対応機や、通信規格さえ合えばau対応のスマートフォンも利用できる可能性が広がってくる。

Dプランを選べば、ドコモ対応の人気スマホが選び放題!

実際にmineo Dプランを申し込んでみた!

 というわけで、mineo Dプランの申込をさっそく行なってみた。加入方法は豊富で、新規契約はもちろんのこと、MNPを使って電話番号を変えずに乗替えできるし、mineoのAプランからDプランへの変更もOKだ。

 いずれもAプランと手続方法は同じ。MNPの場合は「MNP予約番号の有効期限が10日以上」と案内されているため、MNP予約番号をゲットしたら即申し込むつもりでMNP予約番号を取得する必要があることに留意するくらいか。

 うれしいのは、Aプランと同様に新しいSIMが手元に届いてから切替を申し込む方式となっていること。そのため、電話番号が使えない期間は約1時間まで短縮されているので、躊躇なく申し込める。ただし、Aプランと異なり、切替の申込は電話でコールセンターの担当者に口頭で依頼する方式をとる。コールセンターの混雑時は少し時間がかかることを覚悟しておきたい。

申し込みはmineoのページから。すでにmineoの回線契約があればeoIDを使って契約可能だ

エントリーコードは、開通パッケージを家電店などで購入した場合に付いてくる。開通パッケージの代金は初期費用を兼ねており、パッケージのコードを入れれば初期費用は請求されない

プランを選択する。ドコモネットワークは「Dプラン」、音声通話付きは「デュアルタイプ」、あとは高速通信容量を選ぶ

SIMカードのサイズを3タイプから選択する。iPhoneは5以降すべてnanoSIMだ

MNPの場合は予約番号、電話番号と、予約番号の有効期限を入力する。郵送でSIMが送付されるため、余裕が必要。MNP予約番号を発行されたら即加入するくらいがよいだろう

プランと月額費用を確認する

支払い方法を確認する。すでにmineoの契約があれば、同一カードで支払い可能

本人確認書類をアップロードする。有効な運転免許証の撮影画像などを用意しておけば大丈夫だ

最後の確認をすれば、後は郵送でSIMが届くのを待つだけとなる

 申込が完了したら、今度はSIMが届くのを待つ。通常は2~3日で届き、筆者も3日で届いた。この間、MNP元の回線はそのまま利用可能。届いてからコールセンターに電話して切替を依頼すると、電源を切って待っているように指示された。指示通り1時間後に新しいSIMを入れたスマートフォンの電源を入れると、すでにDプランの回線として利用可能となっていた。

 なお、mineoのAプランから変更する場合も、DプランのSIMカードが届いた後、コールセンターに電話して切替を依頼する。電話番号が使えない時間は他社からのMNPと同等だ。

 プラン変更に関しては、2015年8月17日以前に加入しているユーザーであれば、2015年10月31日までの申込で手数料が無料となるキャペーンを実施中だ。

(次ページでは、「ドコモ向けiPhone 6sでmineoのDプラン SIMは使えるか!?」)

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