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月刊 格安SIM王 第22回

今のうちに再確認! 格安SIMのトラブルシューティング

これは知っておきたい! 格安SIMのウソホント!?

2016年11月18日 11時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII.jp

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転ばぬ先の杖にどうぞ

格安SIMユーザーなら一度は興味を持つけれど
結局そのままにしてしまうニッチな疑問にお答え!

 3大キャリアの携帯電話なら、何かあっても最寄りのキャリアショップに駆け込めば(多少混雑していても)結局なんとかなるものだが、格安SIMではそうもいかない。加入と同時にセット購入したスマートフォンなら一緒に面倒見てもらえるかもしれないが、そもそもリアル窓口を持つ格安SIMサービスは少なく、あったとしても主要都市のみなど立地が限られている。

 しかも、スマートフォンが別調達だったり、元のキャリアのまま使っていたりした場合はどうしたらよいのだろうか?

 結論から言うと、スマートフォン本体は基本的に販売元、SIMは発行者(それぞれの格安SIMサービス)に問い合わせるのが常道だ。では、付属品の破損は? スマホごと紛失した際は? 中古の動作不良は? ……などなど、一度気になってしまうと疑問・質問は尽きないものだ。そこで今回は、興味はあるがイザというときまで調べないタイプの疑問・質問について回答していこう。

SIMフリー端末が壊れたら再度購入するしかない?
【ホント】ただしiPhoneは案外手厚い

 水没はほとんどの場合、全損扱い。キャリアブランドの端末をキャリアショップに持ち込んだ場合は、回線を維持してもらうために「修理」と言う名の交換対応をしてくれることもあるが、SIMフリー端末の場合は、メーカーの修理基準にのっとって対応されるため、全損ならば何もしてくれず門前払いになり、基本的にはもう一度ゼロから購入という形になるだろう。

こんなショッキングなことになった場合のサポートは……

 一部の格安SIMサービスには(月々の費用が必要になるが)万一の際の端末保証制度があるところも。また、単体購入のSIMフリー端末の場合は、販売店のサポート制度を利用できる場合があるほか、クレジットカードで買った場合は、クレジットカード会社の購入品サポートも忘れず確認しよう。

 故障診断からすべておまかせというわけにはいかない面もあるが、サポートが全くないわけでもないので、心配なら事前に有料サポートの有無を調べたり、使える保証制度を確認しておきたい。また、水没ではないが修理できるほどの破損ならば、まずは販売店やメーカーに相談するのが吉。

 なお、使っている通信事業者に関係なく、破損時の修理対応窓口があちこちにあり、有料のサポート制度を持った手厚いスマートフォンがある。iPhoneだ。アップルストアや公式のサポート店などリアル店舗も各地に存在する。格安SIMで使っていた場合に最も安心なメーカーと言える。

「なんとなく調子が悪い」にも対応してくれる?
【ホント】自力で問題点を見つけたいならサブ端末必須

 格安SIMで一番やっかいな問題がこれ。調子が悪いとき、問題がスマートフォン側にあるのか、それとも回線やSIMなのか判定が難しい。もう一台使えるスマートフォンがあれば、SIMを差し替えて判定できるので、まず自力で問題点を切り分けたいなら、サブ端末を保管しておくことをお勧めする。

 それでも問題点がわからない、分かってもどうにもならない場合は、スマートフォンメーカー、格安SIM事業者にそれぞれ問い合わせてみるしかない。場合によっては販売店舗のサポート制度が利用できる場合もある。まずは問い合わせからだ。

 格安SIMがスマートフォン端末とセットで提供されている場合は、問い合わせ先がその格安SIMサービスのみに絞られる。トラブル対応を考えると、セット提供のスマートフォンも悪くない。

 なお、iPhoneならアップルストアのGenius Bar(ジーニアスバー)でサポートを受けることが可能。SIMフリー機としてはかなり手厚いサポートが受けられるほうだろう。

iPhoneならアップルストア、家電量販店などに入っている公式サポート店など、トラブル時に駆け込める先も多い

失くした付属品をゲットする最後の手段がある?
【ホント】中古ショップをチェックすべし

 修理扱いとして補修パーツを購入できる場合や、修理という形で預け、付属品が付いて戻ってくることもある。いずれにしても有料となるが、SIMフリースマートフォンならば購入したお店やメーカーのサポートにまずは相談だ。

 また、ドコモやau、SIMフリー化したソフトバンクのスマートフォンなら、格安SIMに関わる部分以外――たとえばバッテリーカバーを破損した――ならば販売店のサポート窓口に相談できる。

 そして高度な裏技となるが、ごく一部のスマートフォンは、同型機がキャリアブランドとして販売されていることもあり、付属品が共通ということもある。その場合、中古品販売ショップやオークションを覗いてみるとよいだろう。可能な端末が限られてしまうので、誰でも簡単にできることではないが、信頼できるネット情報などをうまく活用してみてほしい。

ショップなどで中古品を買ってパーツ交換するのもアリだ

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