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ここが変わったWindows 10 第70回

発売間近! Windows 10の新機能をおさらい

発売直前!製品版ビルドで見るWindows 10の新機能10!

2015年07月27日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp

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新機能7●会話型アシスタント「Cortana」を新搭載!

 Windows 10には会話型のアシスタント機能「Cortana(以下、コルタナ)」が搭載される。iOSの「Siri」やGoogleの「Google Now」のように、話しかけた言葉を認識し、答えてくれるのだ。とはいえ、現時点の最新ビルドでも日本語には対応していない。7月29日にも間に合わず、追ってアップデートされることだろう。

 同僚のいるオフィスでパソコンに話しかけるのは無理だし、家族にも何事かと思われる。一人暮らしの自室くらいでしか使えないので、目玉機能ではあるがそれほど活躍する機会は多くないかも。その代わり、タブレットやスマホでは「Siri」や「Google Now」のように普通に使われるだろう。

 日本ではまだコルタナを利用できない

 地域と言語をアメリカに設定してコルタナを起動したところ。英語で話しかけると回答してくれる

新機能8●Wi-Fiのパスワードを友達と共有できる

 「Wi-Fi センサー」がWindows 10に搭載された。Windows Phone 8.1で採用された機能で、オープンなWi-Fiに自動的に接続できるのがウリ。アクセスポイントの情報はクラウドで共有され、外出先でもPCでネットを利用できるようになる。とはいえ、セキュリティが万全ではないので、ネットバンクやネットショップの利用は控えたほうがいいだろう。

 「Wi-Fi センサー」のもうひとつの特徴が、自分が使っているWi-Fiの暗号化キーをFacebookやOutlook.com、Skypeでつながっている友達と共有する機能。自宅やオフィスに知人が来た時に、Wi-Fiを手軽に使ってもらえるようになる。暗号化キーそのものを直接教えるわけではないので、悪用されるような心配がないのがポイントだ。

 「Wi-Fi設定を管理する」でWi-Fiセンサーの設定が可能。ネットワークを友達と共有することも可能だ

新機能9●Windows Phoneが「Windows 10 Mobile」に!

 Windowsのスマホ用OSは、従来のWindows Phoneという名称から「Windows 10 Mobile」と変わった。しばらく日本ではWindows Phoneが発売されていなかったが、「Windows 10 Mobile」端末はいろいろなメーカーから出揃う予定で楽しみだ。

 ホーム画面はWindows Phone 8.1と同様アプリタイルが並ぶスタイル。設定メニューは大幅にデザインが変更され、PC版Windows 10の「設定」のようにシンプルなアイコンになっている。ちなみに、Windows 10 Mobileにはまだ製品版ビルドが公開されていない。搭載製品も7月29日には登場せず、9月~10月になるだろう。

「Windows 10 Mobile」のホーム画面(ビルド10146)。最新ビルド10166では、ストアがベータから正式版になっている

画面上部から下にスライドさせ、クイックアクションボタンを表示したところ。現状では16個の機能が用意されている

もちろん、「Windows 10 Mobile」の標準ブラウザもMicrosoft Edgeになっている。アドレスバーは下に配置されている

新機能10●Windows 10へのアップグレードは無料

 Windows 10は史上初めて、無料でアップグレードできる。対象はWindows 7/8/8.1で、期間は7月29日からの1年間。Windows 7/8/8.1は必ずアップグレードしておこう。

 心配になるのが、無料アップグレードをした後に、OSを再インストールする際の扱いだろう。マイクロソフトのウェブサイトでは無料アップグレードした後、オンライン認証をしていれば、再インストールできるとのこと。元のWindowsを入れたりする必要もなく、クリーンインストールが可能なので、安心していい。

 対象OSを持っておらず、Windows 10を購入する場合の価格はまだ公表されていない。海外サイトでは、Windows 10 Homeエディションが119ドル、Proエディションが199ドル、HomeからProへのアップグレードパックが99ドルと伝えられている。

 ちょっと高いと感じる人は、Windows Insider Programに参加する手もある。信頼性はやや落ちるが、Windows 10のプレビュー版を使い続けることができる。セカンドPCなどにおすすめだ。

 無料アップグレード対象OSには「Windows 10を入手する」という通知が出る

 どうせなのでWindows 10は予約しておこう

 海外サイトではUSBメモリ版が119.99ドルで予約販売されている


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