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ここが変わったWindows 10 第83回

パソコンを共有する場合は「ローカルユーザー」を追加

Windows 10は「ゲストアカウント」が存在しない!?

2015年08月26日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp

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 Windows 10、待望のリリース日がやってきた。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。Windows Insider Programに参加していたユーザーは待ち遠しいところ。

 この連載では、多くの人が使うことになるWindows 10の新機能を紹介、解説をする。

「コンピュータの管理」→「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」→「Guest」をダブルクリックし、「アカウントを無効にする」のチェックを外しても変わらない

 パソコンを人に貸す時に、普段使っているアカウントでサインインした状態で渡すと、データやアプリ、設定に自由にアクセスできてしまう。その際、ゲストアカウント機能を利用すると、余計なデータにアクセスされたり、設定を変更されたりするリスクを防ぐことができる。このゲストアカウント機能がWindows 10ではなくなっているのだ。

 「コンピュータの管理」でチェックしてみると、アカウントが無効になっている。試しに有効にしてみると、スタートメニューのアカウントの切り替えに「Guest」と表示されるようになった。しかし、クリックしても再起動しても、ゲストアカウントでサインインすることはできなかった。Windows 10ではゲストアカウントは利用できないのだ。

 Windows 10では「設定」→「アカウント」→「他のユーザー」を開き、「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択し、ローカルユーザーを追加して利用しよう。追加するアカウントにはパスワードを設定せず、「標準」ユーザーにしておけば、データや設定の保護は可能だ。

 もしWindows 7/8.1のゲストアカウントに保存したデータが必要なら「C:¥Users¥Guest」フォルダーを探してみよう。


 ゲストアカウントが現れるが、切り替えることはできない


 ローカルアカウントを作成する。Guestは使えないので、GuestUserとした


 ゲスト用のローカルアカウントでサインインできるようになった


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