ここが変わったWindows 10 第11回
発売後1年間に限ってWindows 7/8.1ユーザーは無料
Windows 10へのアップグレードは無料、登場は夏?
2015年03月11日 09時00分更新
発売時期は確定していないが、今年中に登場すると噂されているWindows 10。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Technical Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説する。
Windows 10の発売時期や価格が気になっている人も多いことだろう。価格に関しては、2015年1月にアメリカで開催された「Windows 10: The Next Chapter」イベントで、マイクロソフトから発表があった。
発売後1年間に限って、Windows 7/8.1、Windows Phone 8.1のユーザーは無料でアップデートできるというものだ。これはマイクロソフトとしては大きなチャレンジで、ユーザーとしては大歓迎。今使っているWindows 8マシンだけでなく、Windows 7搭載PCまで有効活用できる。
Windows 8での大きな変化で、Windows 7からのリプレースを躊躇しているユーザーごとWindows 10に取り込もうというわけだ。マイクロソフトとしては、Windowsストアのユーザーを一気に拡大させ、大きな市場を作り出そうという意図がある。AppleのAppストアのようなエコシステムが出来上がれば、OSの収益もカバーできるという見込みだろう。
1年後以降がどうなるかは詳細は不明。また、企業向けのエンタープライズエディションは無料アップデートの対象外となっている。
登場時期は正式発表されていないが、2014年12月にマイクロソフトCOOのケビン・ターナー氏はWindows 10は2015年の晩夏から初秋の間に登場すると発言している。8〜9月というところだろうか。RTMが初夏に出ると言われているので、さすがに8月は難しいかも。9〜10月に登場する線が濃厚だ。
とはいえ、今回はPCの買い控えはしなくていい。Windows 10には無料でアップデートできるからだ。
これまでのWindowsの発売月と予想
- Windows 98 1998年6月
- Windows Me 2000年9月
- Windows XP 2001年11月
- Windows Vista 2006年11月
- Windows 7 2009年10月
- Windows 8 2012年10月
- Windows 10 2015年?月
過去のデータと、晩夏〜初秋という発言から見るに、筆者は9〜10月に登場すると予想している
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