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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第121回

超タフスマホにFirefox、Nexus 6! マニア向けスマホ3機種を比較

2015年03月03日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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 タフネススマホの「GALAXY S5 ACTIVE」、Firefoxスマホの「Fx0」、グーグル端末「Nexus 6」……これらを持っている人がいたら「おっ!」と思うのではないだろうか。無難とは無縁。実際に購入するまでには至ってなくても、使ってみたいという人は多いはず。果たして、その実力は?

GALAXY S5 ACTIVE

Fx0

Nexus 6

日本向け機能への対応で
GALAXY S5 ACTIVEがリード

 今回から4回にわたって、ドコモ「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」、au「Fx0 LGL25」、ワイモバイル「Nexus 6」を比較していく。いつものように簡単な紹介から。

●ドコモ「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」
GALAXYシリーズのタフネスモデル。米国国防総省のMIL規格に準拠した、防水、防塵、耐衝撃、湿気、氷、熱衝撃、高温、低温、日射、塩水、乾燥などの各種試験にクリア。GALAXY S5譲りのハイスペックと頑丈さが魅力。

●au「Fx0 LGL25」
オープンなプラットフォーム「Firefox OS」を採用したことで話題の1台。開発者/デザイナー向けの情報が公開されているため、今後の展開にも期待が持てる。デザインはMEDIA SKINやX-RAYを手がけた吉岡徳仁氏により、パーツが見える透明の外観となっている。

●グーグル/ワイモバイル「Nexus 6」
Android 5.0を搭載したグーグルの6型スマホ。高いスペックに加え、ネットワーク面ではTD-LTE(AXGP)にも対応している。執筆時点ではGoogle Play版は在庫切れとなっているため、ワイモバイルからのほうが買いやすい(契約とセットになるが)。ちなみにワイモバイルから販売されている端末もGoogle Play版と中身は同じで、SIMフリーだ。

 まずは主なスペックから見ていこう。

  GALAXY S5 ACTIVE
SC-02G
Fx0
LGL25
Nexus 6
メーカー サムスン電子 LG Electronics モトローラ・モビリティ
本体サイズ 約74×145×9.2mm 約70×139×10.5mm 約83×159×10mm
重量 約171g 約148g 約184g
画面サイズ 5.1型 4.7型 6型
画面解像度 1080×1920ドット 720×1280ドット 1440×2560ドット
OS Android 4.4.2 Firefox OS 2.0 Android 5.0.1
CPU クアッドコア 2.5GHz クアッドコア 1.2GHz クアッドコア 2.7GHz
ROM/RAM 16GB/2GB 16GB/1.5GB 32 or 64GB/3GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(64GB) ×
下り最大通信速度 150Mbps 150Mbps 110Mbps(ワイモバイル利用時)
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz
/1.5GHz/800MHz
2GHz/800MHz 2.5GHz(AXGP)
/2GHz/1.7GHz
/900MHz(ワイモバイル利用時)
キャリアアグリゲーション × × ×(ワイモバイル利用時)
VoLTE × ×
連続通話時間 1020分(LTE) 1010分(3G) 1200分(3G)
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング
カメラ画素数 1600万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS 1300万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 210万画素CMOS
(裏面照射型)
210万画素CMOS 200万画素CMOS
防水/防塵 ○/○ ×/× ×/×
ワンセグ連続視聴 10時間 × ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa × ×
赤外線通信 × × ×
NFC
Bluetooth 4.0 3.0 4.1
MHL(HDMI) × ×
Miracast ×
SIM形状 microSIM microSIM nanoSIM
バッテリー容量 2800mAh 2370mAh 3220mAh
Qi × ×
カラバリ CamoGreen、TitaniumGray GOLD ダークブルー、クラウドホワイト

 サイズが大きく、重いのはNexus 6。タフネス仕様のGALAXY S5 ACTIVEもバンパーがあるのでゴツく見えるが、画面サイズは5.1型と抑えめで3機種中最薄だ。しかし、最もコンパクトなのはFx0である。

 一方ディスプレーでは6型WQHD解像度のNexus 6がハイスペック。GALAXY S5 ACTIVEはフルHD、Fx0は4.7型のHDディスプレー。CPU、メモリーもNexus 6がトップ。Fx0は1.2GHz動作の4コアCPU、メモリーも1.5GBとAndroidなら旧機種のスペックだが、OSの違いで操作性をカバーできるかどうかに注目である。

 通信関連ではGALAXY S5 ACTIVEがVoLTEに対応。Fx0はLTE対応ではあるものの、au端末の分、対応周波数帯が少なめ。Nexus 6は前述のとおり、TD-LTE(AXGP)に対応するほか、海外で使われている主要な周波数にも対応している。

 カメラではGALAXY S5 ACTIVEのみリア/インともに裏面照射型センサー。画素数も上だが、実際に撮ってみるとどう違うか? 日本向け機能でもGALAXY S5 ACTIVEが有利だ。

 Fx0はNFCを使った通信は可能だがおサイフケータイは不可。他の機能も×が並ぶ。Nexus 6も同様だが、こちらはMiracastに対応。またNexus 6はバッテリー容量が大きく、非接触充電のQi対応でもある。

 スペックだけを見ればGALAXY S5 ACTIVEが有利。Nexus 6が続き、Fx0はまだ一般ユーザー向けというより、開発者向けという印象が強い。

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