家族であれば通信量分け合い型が有利か
最後に具体的な料金を、4人家族の例で考えてみよう。親の2人はライトなユーザー(月2GB)、子供の2人は25才以下で標準的なユーザー(月5GB)をイメージしている。ソフトバンクについては、「家族データシェア」と「データくりこし」の両方のケースを用意した。
(すべて 税抜) |
ドコモ | ソフトバンク | au | |
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家族データシェア | データくりこし | |||
基本プラン |
2700円×4-500円×2 =9800円 |
2700円×4=1万800円 | ||
ISP料金 | 300円×4=1200円 | |||
データ定額 |
1万2500円 (15GB+2GB) |
1万2500円 (15GB+2GB) |
3500円×2(2GB) +5000円×2(5GB) ー324円×2 =1万6352円 |
3500円×2(2GB) +5000円×2(5GB) =1万7000円 |
シェア オプション |
500円×3=1500円 | ― | ― | |
合計 | 2万5000円 | 2万5000円 | 2万8325円 | 2万9000円 |
結果を見るとやはり家族分け合いによる効果が大きいことがわかる。
さらにドコモの場合は、家族内にドコモの長期ユーザーが1人でもいれば、データ定額の割引がストレートに反映される。親の世代であれば、15年以上のドコモユーザーというのも、必ずしもレアケースではないと考えられるため、そのような家族であればさらに有利となる。たとえば、上記の例で親のどちらかが15年以上のユーザーであれば月1000円安くなる。
auについては、前述した「auスマートバリュー」を適用すれば、家族全員分の料金に割引が発生するため、その有無が大きな要素となる。
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新料金プランの概略と料金例を見たが、家族の構成や使い方によって、オトク感や使い勝手に違いがあるかもしれない。
また、家族間の通信量の分け合いやプレゼントが、うまく機能するかどうかについても、実際に利用されるなかで見えてくる部分が多いはずだ。今後の追加キャンペーンなども含めて、引き続き注目していきたい。