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T教授の「戦略的衝動買い」 第285回

ソニー“レンズスタイルカメラ”をスマホなしで使う!

2014年03月12日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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モデルガン用のレーザーサイトを装着してみる

 幸いにもレンズスタイルカメラにはアナログカメラの時代からの標準的な三脚穴があり、その部分を利用してレーザーサイトを取り付けることが可能だ。もともとモデルガンの銃身レールに取り付けるように作られたレーザーサイトはそのままでは三脚穴に取り付けることはできないものが多い。

レーザーサイトをカメラの三脚穴に取り付けるのに便利なホットシュクリュー

レーザーサイトをカメラの三脚穴に取り付けるのに便利なホットシュクリュー

 そこで、レンズスタイルカメラの三脚穴と、レーザーサイトを確実に繋ぐために「ザ・ホットシュクリュー・カラーズ」という、カメラのアクセサリシューに三脚ネジを設けられる小さなパーツを使用すると上手くいった。

まずは、ホットシュクリューの四角い部分をレーザーサイトのレールで挟む

まずは、ホットシュクリューの四角い部分をレーザーサイトのレールで挟む

レール部分が確実に固定できれば三脚穴にレーザーサイトを取り付ける

レール部分が確実に固定できれば三脚穴にレーザーサイトを取り付ける

 レーザーサイトのレールを挟む左右の爪でホットシュクリューのホットシュー接続部分を挟み、反対側の三脚ネジをレンズスタイルカメラの三脚穴にねじ込むことで極めてガッチリと固定できた。

これでハードウェアの取り付け作業は完了だ。10分位ででき上がる

これでハードウェアの取り付け作業は完了だ。10分位ででき上がる

 後は、レンズスタイルカメラのフォーカスエリアと、レーザーサイトが赤いビームを照射している場所の位置関係をお好みに調整するだけだ。ホットシュクリューの2個の大きなネジは固定には意味はあるが、ビームの角度微調整にはほとんど効果がない。

 ビームとレンズスタイルカメラの光学10倍ズーム時のフォーカスポイントの位置関係の微調整はレーザーサイトに取り付けられた2個の小さなネジでビームの角度を調整する。

レーザーサイトとレンズのフォーカース部分はスマホでモニターしながら行なう

レーザーサイトとレンズのフォーカース部分はスマホでモニターしながら行なう

筆者はレーザービームのすぐ下側がズーム時にも撮影対象になるように設定した

筆者はレーザービームのすぐ下側がズーム時にも撮影対象になるように設定した

ズームの倍率を適当に変えて、同じ操作を何回かやってみてレーザー角度を調整

ズームの倍率を適当に変えて、同じ操作を何回かやってみてレーザー角度を調整

思い通りのスナップができるようになればレーザービーム角度の調整は終了だ

思い通りのスナップができるようになればレーザービーム角度の調整は終了だ

 調整はスマートフォンのモニターで確認しながら行なえば極めて簡単だ。基本的に筆者は、光学10倍ズーム時に、レーザーサイトのビームが赤い小さな点を照射している真下のエリアを撮影できるように調整した。

今度はスマホを使わずに単体でいろいろなモノを撮影して事後確認してみる

今度はスマホを使わずに単体でいろいろなモノを撮影して事後確認してみる

予想通り光学10倍ズームでリビングの壁面に掛けた時計を確実に撮影できた

予想通り光学10倍ズームでリビングの壁面に掛けた時計を確実に撮影できた

 調整が終われば、レンズスタイルカメラ単体でいろんな距離のいろんな対象物を撮影してみよう。標準で撮影したり光学10倍ズームの最高倍率で撮影したりしてみたが、ほぼ完璧だ。

 これで撮影のたびに、スマートフォンと無線LAN接続して撮影する必要がなくなり、いつでもどこでもポケットからレンズスタイルカメラだけを取り出し目標物を簡単、確実に撮影できるようになった。

 メカ的にはなかなか厄介だが、今後の課題として、シャッターを押す直前に瞬間的にレーザービームが消えてくれれば最高だ。

 使用上の問題としては、レーザー光線なので、撮影時には人はもちろん動物などの眼にも絶対に向けないように最大限の配慮をしなければならない。

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