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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第70回

国産スマホ「AQUOS PHONE」の3機種で最速はどれだ?

2014年01月27日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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通信速度は全体的に低めだが
平均でSHL23がリード

 通信速度チェックは、いつものように横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で行ない、速度測定サイト「BNRスピードテスト画像読込み版」を使っている。テストしたのは1月中旬。時間帯は正午~午後3時頃だ。

 なお3機種とも東京、浦安駅ではLTE(4G)のアンテナは4本中4本の表示。しかしauのSHL23のみ横浜駅では、LTEアンテナが2~4本と若干安定しない。

 結果は以下のとおりだ。

  ドコモ
AQUOS PHONE
ZETA SH-01F
au
AQUOS PHONE
SERIE SHL23
ソフトバンク
AQUOS PHONE
Xx 302SH
横浜駅(下り/上り) 9.42Mbps
/2.67Mbps
6.99Mbps
10.38Mbps
10.82Mbps
/7.58Mbps
東京駅(下り/上り) 12.64Mbps
/6.32Mbps
19.23Mbps
6.40Mbps
9.54Mbps
/3.61Mbps
浦安駅(下り/上り) 6.24Mbps
/1.71Mbps
14.91Mbps
/6.34Mbps
17.78Mbps
8.37Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
8.47Mbps
/2.85Mbps
12.06Mbps
7.09Mbps
11.29Mbps
/5.82Mbps

 今回もauとソフトバンクの一騎打ち。全体平均でauのSHL23がリードしたので、このテストの1位とした。SHL23は電波が不安定だった横浜駅でドコモより下りの通信速度が劣っているが、東京駅のホームでは19Mbpsと今回最速値を出した。

 2位の302SHは東京駅で伸び悩んだが、他の2駅で上々の結果。3位のドコモのSH-01Fだが、過去のXiスマホとの比較で見ると、最近は通信速度が高速になった印象なのだが、それでもどの駅でもトップを奪えず。特に浦安駅の結果は見劣りした。

 3機種とも以前は不安定だった東京駅ホームでよく電波が入るようになるなど、着実にLTEのエリアが強化されていることを実感できるが、反面速度自体は伸び悩み。利用者が増えている影響が少しずつ出ているのかもしれない。今後もチェックしていきたいと考えている。

通信速度が違っても
ブラウザーの表示速度は差なし?

 通信速度チェックと共に、同じ駅でブラウザーの表示時間も計測してみた。これはASCII.jpのトップページが完全に表示されるまでの時間を、ストップウォッチで3回測る。アプリはChromeを使い、キャッシュは毎回クリアする。

  ドコモ
AQUOS PHONE
ZETA SH-01F
au
AQUOS PHONE
SERIE SHL23
ソフトバンク
AQUOS PHONE
Xx 302SH
横浜駅 6秒02 4秒40 4秒45
東京駅 4秒27 5秒23 4秒67
浦安駅 5秒12 4秒65 4秒75
全計測の平均 5秒75 5秒82 5秒33

 今回勝利したのは全体平均で302SH。通信速度の差はブラウザーの表示時間にはあまり影響が無い模様。各駅の結果は最速値を表に掲載しているが、通信速度チェックで勝利したauのSHL23が9秒台を出したり、302SHが6秒台を出していることもあった。そう考えると、3機種とも実用上はあまり差がないと言えるだろう。


SHL23がわずかにリード
3機種の差はあまり無かった

 今回はauのSHL23が5つのテスト中、3つで1位を取ったので勝利とした。302SHは2つ、SH-01Fはゼロだが、大きな差があったかと言われるとそうではない。

 このままでは三つ巴で引き分けという可能性もありえるが、次回のカメラチェックはどうだろうか? 楽しみにしてほしい。


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