ハイレゾ音源を聴くために揃えておきたいハードウェアその1
USB DAC
ハイレゾ音源を96kHz/24bitや192kHz/24bitで再生するのに重要なのがデジタル→アナログ変換回路、いわゆるDACだ。
スピーカーから出る音はアナログなので、DACで変換しなければならないわけだが、このDACがハイレゾ対応であることが重要。もちろん、PCに中にもDACは搭載されているが、ほとんどはハイレゾ対応ではないため、別途用意する必要がある。
このときおすすめなのがUSBの外付けDAC。PC内部にはHDDやファンといったノイズの発生源が多く、いい音を楽しむにはちょっと酷な環境となっている。ノイズの影響をもろに受けるのは、デジタルからアナログに変換した後。すなわち、この部分をPCの外側に持ってくるのが手っ取り早い。
そこでUSB DACの出番だ。外付けのUSB DACは、今では多数の種類の製品が揃っている。中でも今話題になっているのが、コルグの「DS-DAC-10」とソニーの「PHA-2」だ。
DS-DAC-10は1bitオーディオ回路を内蔵し、DSF形式の再生にもネイティブ対応するのが特徴。WAVやFLACといった192KHz/24bitにも対応する、いわゆる万能選手だ。ヘッドフォンアンプも内蔵しているので、これ1台あればPCのハイレゾ音源を充分に楽しむことができる。
ソニーのPHA-2は、ポータブルタイプのUSB DACだ。バッテリーを内蔵しているので、iPhoneなどのモバイル機器だけでなく、ノートPCと接続して、外出先でハイレゾ音源を楽しむといった用途にも活躍できる。
USBの入力がTypeA、miniB、microBなど多彩な形状に対応しているというのも魅力のひとつ。192KHz/24bitまでのハイレゾ音源およびDSDの再生にも対応する。
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