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MP3から卒業!? ハイレゾ音源環境を構築する! ― 第3回

iPhone 5sでもFLAC再生! ハイレゾ音源に関する10のギモン

2013年12月19日 12時00分更新

文● 外村克也

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 前回はハイレゾ音源再生環境の導入についてレクチャーしたが、手持ちのMP3からFLACなどのハイレゾ対応形式へ移行できるのか? 移行するのはいいがiPhoneやAndroidスマホで聴けるのか? その条件は? など、疑問も多々あることだろう。今回は、そうしたハイレゾにありがちな疑問に答えていく。

ギモン1 FLACはどうして「~bps」といった
ビットレート表記じゃないの?

回答:より詳細に音質を表現するため

 もともとビットレートとは1秒間の音楽を構成するデータ量は何ビットあるかを示すもの。ビットレートが示す数値が高くなれば、音を構成する情報量が増すために音質が上がるという理屈だが、時間あたりの容量を示すだけで、音質のとの直接な関係はない。

 たとえば、矩形波など単純波形で作られたチップチューン音楽と、交響曲のような複雑な音がするクラシック音楽では、同じビットレートでも原音に対しての再現率が大きく異なる(チップチューンのほうが理論的には再現率が高い)。

 また、MP3やAACの場合は圧縮によってマスタリング時の音に戻すことができないため、どれくらいの割合で圧縮しているかが音質に対する目安になっていることも多い。

 これに対してFLACなどのハイレゾ音源で書かれている「○kHz/○bit」(サンプリング周波数/量子化ビット)は、データ量ではなく音の波形に対しての周波数(kHz)とデータの深度(bit)となり、音質に直結する情報となる。

 ビットレートで表現することも可能だが、曲によって情報量の変化が多く、たとえばクラシック音楽などでは192KHz/24bitの場合、4.5~5Mbpsと振れ幅が大きい。

 FLAC形式など圧縮したハイレゾ音源をビットレートで記さないのは、原理的にマスタリング時の音に戻せる可逆圧縮(非破壊圧縮)を行なうため、ビットレートから音質を想定することが無意味だからだ。

ギモン2 ハイレゾ音源のファイルサイズはどれくらい?

回答:1分間のFLACファイル(192kHz/24bit)がだいたい40MB

 形式によって異なる。もっとも大きいのがDSDで、次に非圧縮のWAV、そしてもっとも小さいのが圧縮形式のFLACだ。ちなみに、1分間のハイレゾ音楽をもとに、各形式に変換すると下記のようになった。

フォーマット サンプリングレート ビットレート 容量
MP3 48kHz 128kbps 939KB
MP3 48kHz 256kbps 1877KB
FLAC 96kHz 2675kbps 20060KB
FLAC 192kHz 5205kbps 39038KB
WAV(PCM) 96kHz 4500kbps 33751KB
WAV(PCM) 192kHz 9000kbps 67501KB

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