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MP3から卒業!? ハイレゾ音源環境を構築する! ― 第1回

まもなく「Winamp」が提供終了! MP3全盛期を振り返る

2013年12月17日 12時00分更新

文● 外村克也

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Windows版とAndriod版の「Winamp」。FLAC再生に対応するも、今週で提供終了に……
Windows版とAndriod版の「Winamp」。FLAC再生に対応するも、今週で提供終了に……

 音楽プレーヤーソフトとして長年親しまれてきた「Winamp」の提供が、今週12月20日をもって終了となる(Winamp.comも閉鎖となる)。

 MP3の再生プレーヤーとして長年愛用してきた方も多いだろう。一方で、量販店のオーディオコーナーでよく見かけるようになってきたのが「ハイレゾ」の文字。

 高音質(高解像度)の音楽のことを呼ぶが、ハイレゾを聴くためのオーディオシステムは、PCを軸としていることから、ASCII.jp読者にも興味を持っている方が多いのではないだろうか。

 もともとPCは、内部にモーターなどのノイズ源が多数あるなどの理由でオーディオとしての利用はどちらかというと敬遠されていたのだが、この数年で風向きは大きく変わってきた。

 HDDの大容量化で、巨大なライブラリーをラクに構築できるし、聴きたい曲を検索してすぐに探せる。ネットでの音楽配信が充実しているために、入手も容易になるなど取り扱いが格段にアップしたのも追い風となっている。

 そんな風潮が今あるのは、まさにMP3普及のおかげであろう。本特集では今どきのデジタル音楽の楽しみ方(ハイレゾも含む)を提案していくが、そのまえに、MP3から現在までの経緯をちょっと思い出してみたいと思う。

1枚のMP3エンコに5~6時間かかった
1997年頃のおはなし

その昔、日本IBMは「Aptiva」という名のデスクトップPCシリーズを展開していた(現在、コンシューマーPC製品はレノボが引き継いでいる)。そんな時代の話
その昔、日本IBMは「Aptiva」という名のデスクトップPCシリーズを展開していた(現在、コンシューマーPC製品はレノボが引き継いでいる)。そんな時代の話

 思い起こせばPCで音楽を聴く、という兆しが見えはじめたのは、MP3が登場しはじめた1997~1998年頃だっただろうか。

 筆者がはじめて買ったWindows 95マシン「IBM Aptiva J52」に、コマンドラインで動作するエンコーダーを使ってCDからMP3を作成。Pentium 150MHz、メインメモリー64MBという、今考えると恐ろしいほど低スペックのPCで1枚のアルバムのエンコにかかった時間は……5~6時間ほどだったと思う。

 とにかく、ずいぶんと待たされた記憶がある。それでも、オーディオCDに記録されているデジタルデータのおおよそ1/10程度の容量で原音と遜色ない音がスピーカーから流れたときは、鳥肌がたったものだ(再生時のCPU負荷もかなりのものだったが)。

 MP3にしておけば、CDラックから目的のディスクを探すよりも早く音楽を再生できたり、一度WAVにすることで、1コーラスのショートトラックを作ったり、ノイズを除去するといった細かい作業を行なえるなどの魅力もあり、次第にMP3のエンコードに取り憑かれていった

1999年当時、とてもお世話になったフリーのリッピングツール「CD2WAV」。当時はこれを使ってCDからWAVファイルを取り出し、コマンドラインツールでMP3に変換していた
1999年当時、とてもお世話になったフリーのリッピングツール「CD2WAV」。当時はこれを使ってCDからWAVファイルを取り出し、コマンドラインツールでMP3に変換していた

 以降、CPUの処理速度や、エンコーダーの性能が向上するにつれ、等速またはそれ以上の速度でMP3を作成できるようになってきた1999年頃には、自分の周囲でも、そこそこの人数がMP3を聴くようになっていた。

 ちょうど当時の月刊アスキーの記事を読み返すと、まざまざとそのときの記憶が蘇ってくる。

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