スピーカーで聴くならDAC内蔵製品がお手軽!
スピーカーに出力する場合、USB DACを内蔵したアクティブスピーカーを選ぶと接続の手間が簡略化できて便利だ。
この場合も、内蔵DACはハイレゾ対応であることが重要。そのような製品はいくつか登場しており、中でもオススメなのが、クリプトン「KS-3HQM」だ。
価格は約9万円と少々値が張るものの、192KHz/24bitまでのハイレゾ音源を再生できる。96KHz/24bitまででよければ、KEFジャパンの「X300A」もオススメ。こちらは実売価格6万円前後だ。
ハイレゾ音源を聴くために揃えておきたいハードウェアその2
ヘッドフォン
ハイレゾ音源は、通常のヘッドフォンやイヤフォンでも聴くことはできる。しかしながら、高解像度音源が放つ微細な振動を伝えられる、ハイレゾ対応のヘッドホンというものも存在する。
この分野に積極的なのがソニー。「MDR-1RMK2」や「MDR-10R」といったヘッドフォン製品をハイレゾ対応とうたって販売している。
ちなみに何がハイレゾ対応なのかというと再生周波数帯域。ソニーは40kHz以上の再生周波数帯域を出力できるものをハイレゾヘッドフォンと定義しており、これをクリアしている製品についてハイレゾ対応とうたっている。
なお、ソニーのハイレゾ音源対応ウォークマン「NW-F880」の付属ヘッドフォンはその要件を満たしておらず、リリースには「ハイレゾ音源をハイレゾ品質でお楽しみいただけません」と注意書きがされている(冒頭で紹介したNW-ZX1にはヘッドフォンが付属しない)。
つまり、ウォークマンにしてもハイレゾ対応ヘッドフォンの購入を推奨しているわけだ。
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