検証環境は?
今回の検証環境は、前回290と290Xの検証と同じハードを使っている。検証用ビデオカードの調達の関係上、ドライバーのバージョンの統一性のなさはご容赦頂きたい。
テスト環境 | |
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CPU | Intel Core i5-4670K(3.4GHz) |
マザーボード | ASUSTeK「GRYPHON Z87」(Intel Z87) |
メモリー | Crucial「BLT2K8G3D1608ET3LX0」(PC3-12800 DDR3L 8GB×2) |
ビデオカード | GeForce GTX TITAN(リファレンスカード) GeForce GTX 780(リファレンスカード) Radeon R9 290X(リファレンスカード) |
HDD | Intel SSD 335「SSDSC2CT240A4K5」(240GB) |
電源ユニット | オウルテック「AU-850PRO」(850W、80PLUS GOLD) |
OS | Windows 8.1 Professional 64bit版 |
グラフィックドライバー | Catalyst 13.11 Beta V5(290X) Catalyst 13.11 Beta V8(290) GeForce 331.40(GTX TITAN &480) GeForce 331.70(GTX780Ti) |
既存の製品を蹴散らすパワー!
検証は「3DMark」のスコア比較から始めることにしよう。テストには「Fire Strike」および「Fire Strike Extreme」を使用する。
SP192基の増量と全体的なクロックアップの効果は絶大。GTX TITANを越えた290Xも僅差ながら上回ってきた。ずっとRadeon有利とされてきた3DMarkにおいて、SP数とクロックを上げるという2つの力技でライバルに追いついたといえるだろう。
続いては「Tomb Raider」を使用する。画質は一番重い「Ultimate」に設定し、ゲーム内のベンチマークモードを利用して計測した。
GTX TITANはGTX780に比べあまり伸びなかった一方で、GTX780Tiはより高負荷なWQHD(2560×1440ドット)でもグンとfpsを伸ばしてきた。コア・メモリ共に高クロック化した影響はかなり大きいといえるだろう。特にWQHDで平均60fpsを越えた点は多いに注目したいところだ。
最後に「ARMA3」を使う。画質“Ultra”設定で「ARMA3Mark」を導入、Stratis島を使ったテスト再生時に「Fraps」を用いて計測した。
こちらは負荷が重すぎたのか(一応この設定は“Autodetect”相当なのだが……)、GTX TITANと大差ない結果になってしまった。微妙に最高fpsが上がっている場面もあるが、この超重量級ゲームをヌルヌルと動かすには、さらなるパワーの投資が必要なようだ。
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