ARROWS NXはシンプル
いじるには物足りない?
前述したようにARROWS NXのカメラはシンプルで、設定を見ても、シーンを調整したり、手振れ補正や顔認識をオン・オフするといった項目も無い。それらは自動で行われ、たとえばカメラを人に向ければ自然と顔をフォーカスする。
もっとも「パノラマ撮影」や「HDR撮影」、フラッシュにセルフタイマーはあるし、もちろん撮影サイズの変更、という基本的な設定変更は可能だ。
分かりやすい反面、設定を細かく調整したい人には物足りない。またこのシンプルなUIが最大の特徴で、他に独自機能といえるのは、撮影画面をスライドするとギャラリーがすぐに表示されるくらい。iPhone的なシンプルカメラを求めるか、コンデジのようなカメラを求めるか、ユーザーによって評価が分かれるポイントだ。
画像編集はギャラリーから。Androidの標準のものが用意されている。トイカメラ風に加工、色の補正、切り抜きと標準とはいえ編集機能は十分だ。また今回の3機種はすべてエプソン製プリンターにワイヤレス印刷が可能。
AQUOS PHONE SERIE&Xxには
多彩な設定、独自機能
ARROWS NXよりも調整項目が多いのはAQUOS PHONEの2機種だ。SERIEとXxではほとんど共通だが、SERIEには「au Cloud」との連携項目がある。
変更できる設定が多いとはいえ、UIは分かりやすく進化していて初心者にも使いやすいだろう。主な設定としては、音声操作、笑顏フォーカス/振り向きシャッター、個人/ペット検出、ホワイトバランスの調整。AQUOS PHONEらしい独自機能もある。
とくに16のシーンには「魚眼レンズ」や「ミニチュア効果」のようなトイカメラ風のものから「銀残し」「手鏡モード」も用意している。動画撮影には倍速撮影が可能な「微速度撮影」の機能もあり、ARROWS NXには無い機能が豊富だ。一方でAQUOS PHONEシリーズではおなじみの機能ばかりで、最近のシャープ製スマホを使っていると目新しさを感じにくい。
画像編集にはARROWS NXと同じAndroid標準の「フォトエディタ」と、手書きやスタンプなど写真で遊ぶのにはピッタリの「画像編集」が用意されている。
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