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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第43回

2画面スマホ「MEDIAS W」ほか個性派スマホ3台のカメラはどう?

2013年05月27日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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カメラの起動時間はHONEY BEE勝利
しかし全体的に平凡な結果

 まずはカメラの起動時間をストップウォッチで3回計測する。起動は画面のアイコンから。アイコンをタップして、撮影ボタンをタップできるようになるまでのタイムを測る。

 リリースでは0.4秒といった起動時間の機種もあるが、このテストではアイコンからの起動、手動計測ということもあり、0秒台なら超高速。1分10秒以下でも十分速い。歴代最速はHTC J butterfly HTL21の0秒80。これはホーム画面のアイコンから起動した際のタイムだ。

 なおMEDIAS Wは閉じたままテストをしている。以下、3機種のタイムを見てみよう。

  Optimus G Pro MEDIAS W HONEY BEE
カメラ起動速度 2秒22~2秒71
(Palette UI/ロック画面)
1秒60~1秒93
(Palette UI/ロック画面)
1秒80~1秒98
(ロック画面)
1秒76~1秒96
(同アプリメニュー)
1秒52~1秒71
(同アプリメニュー)
1秒30~1秒38
(ホーム画面)
1秒63~1秒84
(メーカー製アプリメニュー)
   

 平凡……とはいえ決して遅いタイムではない。これまでの計測で、実測では大体1秒8あたりが速いと実感できる分かれ目と考えている。そういう意味では3機種とも「高速起動」はクリアできたと言える。そこで3機種とも冒頭の表で「○」にしている。

 しかし最速はホーム画面のアイコンをタップしてのHONEY BEEの1秒30だ。ロック画面からは1秒80~なので、こちらだけなら高速起動とは言えないレベルだ。他の2機種もタイムを見るとギリギリでのクリア。今までの比較では3機種中1機種くらいは1秒前後の機種が含まれていたのだが。

撮影間隔の実測チェックでは
MEDIAS Wがクイックショットで最速

 続いて「高速撮影」のチェック。これは撮影間隔を同じようにストップウォッチで計測する。撮影ボタンを押してから→撮影→次の撮影ボタンを押せる状態、になるまでのタイムを競う。

 こちらは0秒台が多い。歴代スコアでは、AQUOS PHONE Xx 203SHの0秒42が最速。これはシャープ得意の「連撮」によるものだ。では今回はどうだろう?

  Optimus G Pro MEDIAS W HONEY BEE
カメラ撮影間隔 1秒22~1秒85
(ノーマル)
1秒20~1秒60
(SNSシェアON)
2秒52~3秒42
1秒36~1秒88
(iA)
1秒04~1秒17
(SNSシェアOFF)
 

 今回最速だったのは1秒4のMEDIAS W。NECのスマホでおなじみの「クイックショット」での記録だ。MEDIAS Wは初期設定がクイックショットになっている。ただし独自機能である「SNSシェア」をオフにした場合。オンにしていると、SNSシェアのアイコンが表示されるため、急いで撮影する場合は邪魔になる。ちなみに「標準撮影」ではシーン設定が可能になるが、撮影時間は遅くなるので表からは省いた。

 続くのがOptimus G Pro。ノーマル時とiA時を試したが、自動的にシーンを選ぶiAでもノーマルに近いタイム。実際体感でもそう変わらない。これならiAのままでもいいかもしれない。

 HONEY BEEは被写体にもよるのだろうが、今回は2秒52が最速。通常撮影では仕方がないだろう。もちろんシャッターチャンスを逃したくないのなら連写を使う手はある。

 なかなか飛び抜けた結果が出ないが、次は画質をチェックしてみよう。

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