Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングの使い勝手を徹底レポート
Kindleで本を出したい方はいらっしゃいませんか!?
2013年05月08日 11時00分更新
お金の受け取りは大事
さて、何はともあれKDPのウェブサイトを開いてみなければ始まりません。Amazonのトップページからリンクを探してみると……あれ、ない(汗)。次に「カテゴリーから探す」のメニューを使って「Kindle」→「Kindleストア」と移動してみます。
あったー!(笑)いちばん左下にちまっとメニューがありました。何とまあわかりづらい……一億総作家時代という言葉も目にする昨今ではありますが、本を買う人間に比べれば書く人間はマイノリティなようです。
なおスマートフォン用のKindleストアのトップページからはKDPへのリンクを見つけられませんでした。
ともあれ、やっとKDPのトップページに辿り着きました。
1200ピクセルにも及ぶ横幅の無駄な広さが特徴です。タブレットで閲覧すること罷り成らぬとAmazon様は仰りたいようです。
アカウントはいつもAmazonで使っているものと共通ですので、Amazonを利用したことがあればさくっとログインできます。
最初にログインすると「Kindleダイレクト・パブリッシング利用規約」というウィンドウが表示されますので、内容を確認した上で「同意する」を押して先に進みます。
規約に同意すると(二度目以降はログイン直後には)『本棚』画面が表示されます。この本棚も横幅が広いです。正直、24インチのモニタでもでかく感じます。Amazon様はいったい何インチのモニタで動作確認しているのでしょうか……。
よく見ると右上にアラートが出ていますね。
怒られました(汗)。どうやら通販時に入力しておいた情報では足らないようです。仕方がないので追加入力します。
どうやら売り上げの送り先について情報を登録しろということのようですね。
とりあえず自分の住所から入力していこうとしたら、
謎の順番で並ぶ県名(汗)。
基本的には五十音順のようですが、熊本の下に大阪が来ていたりとよくわからん並び方をしています。Amazon社内に日本地理に詳しい人はいなかったんでしょうか……。自分とこが一番上に来ると思い込んでいる北海道民涙目です。
無事に自分とこの県名を見つけたら、次は銀行の口座情報を入力します。Kindleストアでの売り上げは基本的に銀行振り込みにて作者に支払われます。
「ロイヤリティの支払い」というメニューの中ほどに「銀行口座を登録する」というリンクがありますので、そこから情報を入力します。
銀行名を入力する際、主要都市銀行はあらかじめプルダウンメニューに登録されていますが、マイナー(失礼)な地方信金を使っていたりすると自分で銀行コードを調べる羽目になって涙目です。
Amazonは国別にストアを開設しています。どの国で販売するか(どのストアで公開するか)は著作者が指定することができます。同時に売り上げ処理も各ストアごとに行われているようです。
ただし著作者のアカウントを登録する際にはすべての国のストアについて売上金の受け取り方法を指定しておく必要があります。売る予定のない国(筆者はドイツ語とかフランス語とか書けません……)だろうとお構いなしです。
幸いにして筆者は主要都市銀行を使っているので、たいていの国については銀行が対応してくれていました。
しかし例外の国がひとつありまして、それはブラジル……。銀行が対応していない国の場合は小切手で受け取る設定にする必要があります。いやブラジルで自作を売る予定も(今のところ)ないんですけど。
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