INFOBARのアニメーションは
「無し」のほうが早い?
まずXperia ZはドコモのPalette UIのままだと、ロック画面はいつものカメラ&ボイスレコーダーの配置。しかしXperia独自のものに切り替えると、上下にスワイプしてロックを解除する画面に切り替わる。どこでも上下してよいので、ボタンをタッチするより便利かも。音楽とカメラを横にスライドして起動できる。
ステータスバーの通知パネルには設定を含めて10個の機能がある。「音設定」が配置されているのは音楽に力を入れるXperiaならでは。画面が広いので通知パネルよりウィジェットの出番が増えるのでは? とも思う。
INFOBAR A02はロック画面に4つの機能がある。「電話」「Eメール」「カメラ」「ブラウザ」となっているが、この4つは変更が可能だ。iida UIはアプリやウィジェットがプルプル震えてビヨーンと伸びるアニメーションや音が注目されているが、ホーム画面とアプリメニューを融合し、縦スクロールという点もINFOBARのシリーズならでは。また左側面のボタンで「List View」を表示してアプリや機能を選んでもいい。
アニメーションが無ければ、よりスピーディーにホーム画面をスクロールできるのでは? と思い計測してみた。初期設定の状態で、各カテゴリはすべて開き、上から下までのスクロール時間をストップウォッチで3回計測した。
・アニメーションあり……最速2秒49/平均2秒81
・アニメーションなし……最速2秒24/平均2秒55
若干だがアニメーションなしのほうが早いようだ。もっとも「なし」にするとINFOBAR独自の楽しさが無くなるので、気分によって切り替え、ぐらいがいいかもしれない。
なお、ステータスバーの通知パネルについては目立った機能はなく、「設定」と「省電力オフ」のボタンのみ。これは同じメーカーの「HTC J butterfly」と一緒だ。
ARROWS Aはロックの解除を指紋センサーでも可能。画面の解除は横にスライドし、カメラの起動も用意されている。歩数計の表示ができたり、というのも機能豊富なARROWSらしい。
ステータスバーの通知パネルは8個の機能があり、独自の配置として「持っている間ON」(手持ちの場合画面が点灯し続ける)、「Dolby Mobile」のオン・オフができる。また「設定」アイコンもパネルの下にあり、すぐに使うことが可能だ。
今回はINFOBAR A02が終始リード
しかし次回のカメラではどうなるだろう
INFOBAR A02が終始リードし続けた。スペックでは他の2機種と比べ一歩及ばずだが、操作性はまったく劣らない。通信速度でもau端末では過去最速に迫り絶好調だ。
Xperia Zは文字入力と通信速度チェックが惜しいところ。しかしこの2つのテストは「不利では?」と思っていただけに健闘した印象でもある。次回はXperia得意のカメラ比較である。ARROWS Aは、これまでソフトバンク有利だった通信速度チェックで敗れたのが誤算。しかし機能をたっぷり用意しているだけにまだまだ挽回の余地はありそうだ。
というわけで次回はカメラの操作性、機能、写真を比較する。
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