このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第29回

「MEDIAS U」「G'zOne」「RAZR M」、タフスマホ比較

2013年02月14日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 冬にはウィンタースポーツ、暖かくなればアウトドア、もちろん旅行や仕事でも、頑丈なスマートフォンがあると安心というシーンは多い。それにタフなスマートフォンなら長く使えそうな気もする。しかしタフなスマホはゴツイ。操作はしづらいのでは? というマイナスのイメージもある。最新のタフなスマホ3機種はどうだろうか?

冬モデルで登場した タフなスマホ3機種のスペック

 今回取り上げるのはNTTドコモから「MEDIAS U N-02E」、auが「G'zOne TYPE-L CAL21」、ソフトバンクモバイルは「RAZR M 201M」の3機種だ。

ドコモ「MEDIAS U N-02E」

au「G'zOne TYPE-L CAL21」

ソフトバンクモバイル「RAZR M 201M」

 スペックと主な対応サービスを比較すると以下の通りとなっている。

  ドコモ
「MEDIAS U
N-02E」
au
「G'zOne TYPE-L
CAL21」
ソフトバンク
「RAZR M
201M」
メーカー NECカシオ カシオ計算機 モトローラ・モビリティ
本体サイズ 約64×124×11.9mm 約69×134×14.7mm 約61×123×8.3mm
重量 約147g 約181g 約128g
画面サイズ 4型 4型 4.3型
画面解像度 480×800ドット 480×800ドット 540×960ドット
OS Android 4.0.4 Android 4.0.4 Android 4.0.4
CPU デュアルコア 1.5GHz デュアルコア 1.5GHz デュアルコア 1.5GHz
ROM/RAM 8GB/1GB 8GB/1GB 8GB/1GB
メモリーカード microSDHC(32GB) microSDHC(32GB) microSDHC(32GB)
下り最大通信速度 100Mbps
(Xi)
75Mbps
(4G LTE)
76Mbps
(SoftBank 4G)
無線LAN 2.4GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大10台) ○(最大8台)
カメラ画素数 810万画素CMOS
(裏面照射型)
808万画素CMOS 800万画素CMOS
インカメラ 130万画素CMOS 136万画素CMOS 30万画素CMOS
防水/防塵 ○/○ ○/○ △/×
MIL規格準拠 ×
ワンセグ連続視聴 5時間40分 6時間 ×
FeliCa
赤外線通信 ×
NFC × ×
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
HDMI × × ×
SIM形状 microSIM microSIM microSIM
バッテリー容量 1720mAh 1800mAh 1940mAh
Qi × × ×
カラバリ Black、White レッド、ブラック ブラック、ホワイト

 前回(関連記事)まで比較していたハイエンドモデルと比べると、3機種ともデュアルコアCPUになり、そのほかを見ても、最新の春モデルと比べると単純なスペック面では劣る。画面サイズも4型と4.3型で最近のスマホが4.5型オーバーが多くなっていることを考えると画面が小さめのようだ。

 ただ本体サイズを見ると、G'zOneは明らかにゴツイ。幅も広く、厚みもある。重量はちょっと驚く約181gで実際にずっしりくる。タフなスマホのイメージそのままだ。一方で意外なのが他の2機種。MEDIAS Uはサイズは普通、重さはちょっとあるといったところ。RAZR Mは現在では小型スマホの部類だろう。

タフさが売りのG'zOneだけあって、厚みだけ見てもこれだけガッシリ

 今回はテーマが「タフ」ということで、耐衝撃性能を見ると、MEDIAS UとG'zOneは米国国防総省の調達規格とされるMIL規格準拠の耐衝撃性を備える。RAZR Mの場合、ブラックのモデルは背面に鋼鉄よりも強度が高いというケブラー素材を採用しているのだが(ホワイトはポリカーボネートで厚みは約8.8mm)、実は特にタフさを強くうたっているわけではない。

 また防水/防塵仕様についてはMEDIAS UとG'zOneはIPX5/8相当で、水没しても浸水しない安心端末。RAZR Mは防水ではないものの、IPX2相当の防滴性能はあるため△とした。風の無い日に雨が上から落ちてくるくらいなら大丈夫そうだ。しかし大雨で風もあって、様々な方向から雨に打たれるようなケースはダメである。濡れた手で触るようなことも避けたい。

 日本向け機能としてはおサイフケータイはRAZR Mも含め3機種とも対応。しかし赤外線通信、ワンセグまでとなると日本メーカーの2機種に分がある。

 屋外で使うことを考えるとスタミナも気になるが、RAZR Mがコンパクトながらバッテリー容量は1940mAhと一番大きい(ただし交換不可)。MEDIAS UとG'zOneは今ではやや見劣りする容量だが、ワンセグの連続視聴時間は6時間ほどで、十分という見方もできるかもしれない。

 なおテザリング機能だが、RAZR Mの同時接続台数はメーカーのスペック表には見当たらなかったので、実際に機器を接続していくと8台目までは可能。9台目になると「最大モバイルホットスポット接続数に到達しました」の表示が出て、接続中の1台を外すよう求められた。

 次ページでは外観をチェックしていこう。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン