TD-LTEと互換性を持つAXGPのサポートで、冬モデルでは全機種下り最大76Mbpsの速度を誇る、ソフトバンクのAndroid端末。その中でも2番目に登場するのが、モトローラ・モビリティの「RAZR M 201M」だ。
RAZRブランドでは、auからリリースの「RAZR IS12M」につづくAndroidスマートフォンだが、何と言っても魅力はそのデザイン。
国内メーカーの端末はもちろん、グローバル市場をターゲットにした無国籍的なものともまったく異なる、ギトッとしていて、それでいて個性的なデザインは、必ずしも万人好みとは言い難いが、「絶対これ!」と感じる人も多いだろう。実は筆者もその1人だ。
RAZRスマホで継承されている特徴としては、本体背面に用いられている鋼鉄より強度が高いというケブラー素材。ただし、ホワイトモデルについては、素材が異なっており、端末自体も若干分厚くなっている。なお、ディスプレー側も強化ガラスである「Gorilla Glass 2」が採用されている。
9月のアメリカでのリリース時は「RAZR M」だけでなく、ハイエンドモデルの「RAZR HD」(4.7型有機EL搭載)も発表されているが(関連記事)、日本向けにRAZR Mが選ばれた理由はサイズを重視した結果だろう。4.3型とそこそこ大きい画面にもかかわらず、超狭額縁デザインで幅は約61mm。実際に手に取ると、驚くほどコンパクトだ。
通信機能は前述したAXGP(2.5GHz)帯に加えて、3Gでは900MHzのプラチナバンド、1.5GHz帯のULTRA SPEEDにも対応している。ちなみにタッチ&トライ会場のデモ機ではLTEを切って、3Gだけで通信することも可能だった。テザリングオプションは12月15日からスタートするが、デモ機の設定にはなく、どのような形で提供されるかも未定のようだった。
発売は10月下旬以降を予定している。OSはAndroid 4.0で、4.1へのアップグレードも告知されている。
ソフトバンク「RAZR M 201M」の主なスペック | |
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メーカー | モトローラ・モビリティ |
ディスプレー | 4.3型有機EL(Super AMOLED Advanced) |
画面解像度 | 540×960ドット |
サイズ | 約61×123×8.3mm(最厚部10.9mm) (ホワイトは8.8mm) |
重量 | 約128g |
CPU | 1.5GHz(デュアルコア) |
メモリー容量 | ROM:8GB/RAM:1GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 4.0(4.1にアップ予定) |
4G対応 | 下り最大76Mbps(AXGP) |
プラチナバンド | ○ |
3G下り最大速度 | 42Mbps(DC-HSPA+) |
無線LAN | 2.4/5GHz対応 |
カメラ画素数 | リア:約800万画素CMOS/イン:約30万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1940mAh |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | × |
赤外線 | × |
防水/防塵 | ×/× |
連続待受時間(3G/4G) | 約520時間/約200時間 |
連続通話時間(3G) | 約950分 |
カラバリ | ブラック/ホワイト |
発売時期 | 10月下旬以降 |