接続の設定をカスタマイズする
接続時の設定を変更するには、遠隔PCに接続する前の画面から設定画面を開く。表示色や画面の回転、操作方法の変更が可能だ。
- Connect:接続する
- Name:登録名を変更する
- Protocol:接続するプロトコルをVNCとRDPから選べる
- Security:認証方法やパスワードなどを設定する。パスワードを保存せず、毎回入力することも可能
- Computer:接続先のOSを選ぶ
- Encording:データの転送方式や品質を設定する
- Colors:表示画質を指定する
- Refresh:画面のリフレッシュ方法を選択する。通常は「Connection Decides(接続されたら)」でいい
- Rotation Lock:画面の回転を固定する
- Touchscreen Mode:タッチパネルのように操作する
- Invert Mouse:マウスポインターではなく画面を動かす。ポインターの動きも逆になる
- Invert Scrolling:スクロール方向を操作と逆にする
- Controls:PC操作のオン/オフ。オフの場合は閲覧のみになる
- Show Screen:TVやプロジェクターに映像を出力している場合、iPhoneのスクリーン表示をオン・オフできる
- Cursor Momentum:カーソル操作時に慣性を付ける
RDP(リモートデスクトップ)で接続する
Windowsの上位エディションが搭載しているリモートデスクトップ機能を利用して遠隔操作することもできる。VNCソフトをインストールする必要がないのがメリットだ。ただし、外出先から自宅のPCにアクセスする場合、利用するポートを開放する必要がある。ポート開放の作業がよくわからない場合は、前出のVNC機能を利用する方がいいだろう。
- Name:接続名
- Protocol:利用するプロトコル
- Adress:PCのIPアドレス
- Identity:ログインアカウント
- RDP Settings:RDPの設定
- Advanced:詳細な設定
以上が、遠隔操作アプリ「iTeleport: VNC & RDP」の説明書となる。外出先から、自宅のPCを操作できると、想像以上に快適だ。忘れてきた書類をクラウドにアップロードしたり、自分にメールしたりできる。CGソフトのレンダリングや大容量ファイルのダウンロードなどを走らせたまま外出したときに、様子を見ることも可能。iPhoneで撮影した写真を、自宅PCに取り込み、フォトショップでレタッチしてから送信。iPhoneで友人に見せるといった離れ業もできる。最初の設定はやや手間だが、持っておきたい神アプリだ。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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