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21:9液晶の「U2913WM」でWindows操作やゲームを堪能 (1/5)

2012年11月23日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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アスペクト比21:9という超横長画面の液晶ディスプレー、デル「U2913WM」

 29型サイズで画面のアスペクト比が21:9、解像度2560×1080ドットという特異な液晶パネルを採用した、デルの液晶ディスプレー「U2913WM」。発表直後から話題となり、Twitterでも「欲しい!」という声と「なんだこれ?」「2560×1440ドットの方がいい」という疑問や否定の声が多数飛び交っていた。

 かくいう記者は以前からワイド画面が大好きで、東芝のウルトラワイドUltrabookこと「dynabook R542」も、ディスプレー解像度が高ければ買っていたほど。LGエレクトロニクスが2012年9月に、同サイズのディスプレーを発表したというニュースを目にした時には、「日本で発売されなければ輸入してでも買う!」と公言していた。その待ちに待った製品がデルから発表されたのを見た途端、記事を書くよりも先に注文したほどだ。

 記者が15日に注文したU2913WMが届いたのは、わずか3日後の18日。すでに1週間ほど使用しているが、Windowsオペレーションからゲームまで、期待以上の使い勝手に満足している。アスペクト比21:9がもたらす使いやすさと臨場感についてレビューしていこう。

モノリスのようなフラットデザインが魅力

 記者の元に届いたU2913WMを梱包から開けてみた瞬間、思わず「オオッ!?」と驚きの声を上げた。ディスプレー部分の表面はフラットな一枚板のようなデザインとなっていて、ベゼルが見えない独特の美しいデザインをしていたからだ。さながら横にした「モノリス」のようだ。

映像を表示していない状態では、表面は面一のフラットな一枚板のように見える

 もちろんベゼル部分が存在しないわけではなく(上と左右にそれぞれ1cm幅ほど)、ベゼルを含むディスプレーの前面にアンチグレア処理を施したガラスパネルを装着しているため、そう見えるだけだ。とはいえ、このデザインは非常に魅力的で美しい。

 ディスプレー部分のサイズは幅が699.8mm、高さは317.0mm。付属のスタンドを取り付けたサイズは、幅699.8×奥行き194.2×高さ358.7~487.0mmとなる。ディスプレースタンドは可動範囲が広く、左右に30度回転、上下チルト角は4~21度で調整できるほか、ディスプレーの高さも13cmほど変えられる。

本体背面。一本足のアームで横長の本体を支える。コネクター類はすべて背面に下向きでついているので、前からケーブルをつなぐのは少々面倒

左右の回転はそれぞれ30度まで

上下位置とチルト角の見本。一番低い状態では、市販の21.5型ディスプレーと大差ない高さまで低くなる

 ただし、U2913WMにはディスプレーの縦回転(ピボット)機能はない。Twitterでは「これ縦置きできないの?」という声も散見されたが、この超横長ディスプレーでピボットを実現するのは、さすがに無理というものだ。その代わりではないが、ディスプレー背面のアーム取付部にはVESA 100×100mmのディスプレイアーム取り付け穴が用意されているし、ディスプレー部の重さは5.76kg程度。適当なディスプレイアームと組み合わせれば、縦置き表示も可能だ……お勧めはしないが。



デル株式会社

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