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21:9液晶の29型ワイド「U2913WM」はこう使え!(後編) (1/4)

2013年03月26日 14時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 すでにおなじみの、アスペクト比21:9の29型ウルトラワイド液晶ディスプレー「U2913WM」(直販価格4万9980円/2013年3月26日現在)。『21:9液晶の29型ワイド「U2913WM」はこう使え!(前編)』では、29型ウルトラワイド/最大解像度2560×1080ドットならではの「上下に2台」配置で、デュアルディスプレー環境をチェックしてみた。

アスペクト比21:9の29型ウルトラワイド液晶ディスプレー「U2913WM」

前編では、ディスプレーアームを使って「上下に2台」の配置に挑戦した

 前編がおかげさまで好評ということで、後編も2台のU2913WMで配置を考えてみたい。前編に引き続き「上下2台」、さらに横に2台を並べるスタイルもチェックしたいのだが、配置スペースが問題だ。2台を横に並べた状態では横幅1399.6mmにもなり、ほとんどの机にとって厳しいサイズになってしまう。

 そこでディスプレーアームを利用して、たとえば1台はユーザーの正面に配置し、もう1台は横にという配置、さらにV字型などの配置も試してみた。U2913WMは、IPS方式の液晶を採用することで視野角上下左右178度/178度となっており、かなりムリが利く。1台あたり解像度2560×1080ドットという広大な表示領域を活かしやすいのだ。

 ディスプレーアームには、上下2台の配置用にサンコー レアモノショップの「縦型3面ロングポールモニターアーム」(MARM196FB)を用意した。支柱1本に対して縦に複数のディスプレーを設置可能なタイプで、ディスプレー1台あたり重量6kg以下、高さが400mm以下であることが設置条件だ。直販価格は7980円。

 横に2台並べる配置は、サンコー レアモノショップの「8軸式ロングくねくねデュアルモニターアーム」(MARMGUS11L)を利用した。直販価格は6980円だ。2台の液晶ディスプレーを設置可能で、個別に位置/かたむき/回転角を自由に調整できる。

1本柱のディスプレーアーム「縦型3面ロングポールモニターアーム」(サンコー レアモノショップ、MARM196FB)。ディスプレー1台あたり重量6kg以下、高さが400mm以下であることが設置条件だ

サンコー レアモノショップの「8軸式ロングくねくねデュアルモニターアーム」(MARMGUS11L)。横に並ぶ形で最大2台のディスプレーを設置できる

8軸式ロングくねくねデュアルモニターアームのアーム部分

U2913WMの主なスペック
パネル 29型ウルトラワイドスクリーン(AH-IPS方式/非光沢)、
アンチグレアおよび3Hハードコーティング処理、LEDバックライト
最大解像度 2560×1080ドット(アスペクト比21:9)
コントラスト比 1000:1(ダイナミックコントラスト時/最大200万:1)
輝度 最大300cd/m2、最小50cd/m2
応答速度 8ms(Gray T0 Gray)
最大視野角度 垂直178度/水平178度
色域 sRGB比99%(色差5未満)、NTSC比82%(CIE 1976)
インターフェース デュアルリンクDVI-D端子、DisplayPort 1.2端子、
Mini DisplayPort 1.2端子、HDMI端子、
アナログRGB端子、DisplayPort出力端子
USBハブ機能 USB 3.0端子×4(USB 3.0アップストリーム×1)
サウンド機能 オーディオ出力端子、デル製サウンドバー(AX510)用電源端子
サイズ 幅699.8×奥行き194.2×高さ358.7〜487mm(スタンド含)、幅699.8×奥行き61.2×高さ317mm(スタンドなし)
重量 5.76 kg(スタンドなし)

2台を横に並べる配置は安定、安心感がある

 まずは、U2913WMを横にふたつ並べた状態をチェックしてみた。利用したディスプレーアームは、「8軸式ロングくねくねデュアルモニターアーム」(MARMGUS11L)だ。

 このとき気になるのは、2台の間に生まれるベゼルによるデッドゾーンだが、微妙に座席のセンターラインからずらして座るといいだろう。また掲載した写真のように、ちょっと隙間を設けておくと意外と気にならない。細かな工夫を覚えておくと、セッティングの一助になるだろう。横に2台並べた状態での合計の解像度は5120×1080ドットで、巨大なエクセルファイルの表示も楽勝だ。

横に2台並べた状態。便宜上、今回はALIENWARE Auroraを机の上に載せているが、空きスペースをかせぐなら机の下もしくはディスプレーの後ろに配置するといいだろう

真上から見てV字型。意外にアリな配置だった。いずれか片方の「U2913WM」に正対し、もうひとつをチラ見というようなスタイルにいい。狭いデスク上でも配置しやすいので、単純に横に並べるよりもこの設置方法をオススメしたい

5120×1080ドットのスクリーンショットをリサイズせずに掲載してみた。横に果てしなく長い(サムネイル画像をクリックすると、5120×1080ドットの画像が表示されます)

 V字型で気になる点は、U2913WM自体がパーティションのような状態になるため、周辺情報が入ってこないことだろうか。業種によっては好都合になるが、設置環境に左右される配置でもある。ということで、鉄板的な配置紹介は以上の通りだ。

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