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画質もコスパも最高の2機種を紹介

IPSパネル採用のデル液晶ディスプレイを徹底チェック! (1/2)

2013年11月05日 11時00分更新

文● 山口優

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 デルの液晶ディスプレイ「P」シリーズは、画質や機能性の高さを追求したプロフェッショナル向けの製品だ。画面サイズが異なる4つのモデルが用意されており、用途や目的に合わせて選択できる。今回はそのラインアップのうち、21.5型モデルの「P2214H」と23型の「P2314H」を試すことができたので、製品の特長や実際の使い勝手を紹介していこう。

広視野角のIPSパネルと充実した機能を搭載

21.5型の「P2214H」

 今回試すことができた21.5型の「P2214H」と23型の「P2314H」は、いずれもフルHD(1920×1080ドット)の解像度に対応したモデル。液晶パネルはクリエイティブプロ向けのディスプレイに多く採用されているIPS方式で、上下左右178度という広視野角を実現している。画面を斜めから見ても輝度や色味がほとんど変化しないため、離れた場所から楽な姿勢で動画を楽しむような場合や、複数人で画面をのぞき込む場合でも、表示内容をしっかり確認できる。

23型の「P2314H」

 パネルの表面はアンチグレア(反射防止)処理が施されており、映り込みが少ないのも特長。そのため、照明が多いオフィスや外光が射し込む窓際で使うような場合でも画面がとても見やすい。アンチグレア液晶の場合、グレア(光沢)液晶に比べて色の鮮明さやメリハリに欠ける傾向があるが、「P2214H」と「P2314H」はいずれも200万:1のダイナミックコントラスト比を実現しており、非常にメリハリのきいた鮮やかな映像が楽しめる。とくに明暗差の大きいシーンが続く動画を観ると、その実力がはっきりとわかる。暗部の黒がビシッと締まって見えるため、映像に深みや奥行きが感じられるのだ。

 なお両モデルとも一般的なディスプレイに比べると黄色からオレンジにかけての色域(再現できる色の範囲)が少し広くなっているようだ。そのため、通常だとく“くすみ”が生じやすい彩度の高い黄色やオレンジ、人肌の明るい部分などがきれいに表現される。写真や映像の編集を行なうユーザーにはありがたい性能だ。

 映像入力端子は、いずれの機種もVGA、DisplayPort、DVI-Dの3系統を搭載しており、複数のパソコンを接続して切り替えながら使用できる。またUSBハブ機能を備えており、本体に3台までのUSB機器を接続することが可能。プリンターや外付けHDDなどの周辺機器を多用するユーザーにはうれしい仕様になっている。

視野角の広いIPSパネルのため、斜め横や上方から見ても輝度や色味の変化が少ない

両機種ともVGA、DisplayPort、DVI-Dの3系統を搭載。USBハブ機能も装備している



デル株式会社


(次ページ、「画面位置の調節やコンテンツに応じた表示の最適化が容易」に続く)


 

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