意外にも(?)独自機能は目立たず
定番機能をしっかり押さえたGALAXY S III
撮影シーンは13種類用意(「なし」を除く)されていたが、他の機種ではシーン扱いになりそうな「美肌モード」は「撮影モード」内にある。また、GALAXYシリーズで定番のマンガモードもある。
連写撮影では20枚の連写のほか、8枚撮影して、その中からうまく撮れた写真を選ぶベストフォトが利用可能だ。「スマイル撮影」といった国内メーカーのスマホと変わらない定番機能が用意されており、足りない部分は感じられなかった。エフェクトも大量に用意されており、これは動画撮影のときにも設定することが可能だ。独自というよりはベーシックな機能が一通り揃っている印象である。
画像編集の機能としては標準のギャラリーアプリでトリミングなど基本的な操作が可能だが、Samsung Appsから独自のフォトエディターアプリをインストールすることができる。こちらは独自性が強く画像の自動調整や明るさ、コントラスト、彩度の変更。多彩な効果(エフェクト)があり、本格的な編集をしたいのならインストールするといいだろう。
なお、画面キャプチャーはAndroid 4.0標準の電源+音量下キーではなく、電源+ホームボタンの同時押しで行なう。
定番機能と小技の組み合わせ
高速起動と高速撮影も用意したHTC J
撮影シーンの数は9種類としたが、たとえば「HDR」のようにシーンの項目がGALAXYの「撮影モード」のひとつとなっていることもある。この区分けや「モード」「シーン」の呼称の分け方はメーカーや機種によって違うと思うので、機種の呼び方にならうことにした。
HTC Jのベースとなった「HTC One」の発表でも強くアピールされていた(関連記事)、高速起動機能は約0.7秒。高速撮影は「スピードオートフォーカス」を利用することで約0.2秒の撮影間隔となる。
この0.7秒の高速起動は、カメラアイコンをタップしてから撮影画面へ切り替わるとき、待たされる間を感じることがほぼない。GALAXY S IIIと比較すると、その差は強く感じる。GALAXY S IIIではアイコンをタップ後ちょっと待つ時間が確実にあるが、HTC Jではそれがないのだ。連写機能は別に用意されており、こちらは99枚の写真を連続で撮れる。
他にスローモーションビデオと動画撮影中に静止画を切り出す、少しひねりが利いた機能もある。これはギャラリーにも活かされており、再生画面にスローモーションと通常再生の切り替え、動画再生中の静止画撮影機能が用意されている。
編集機能をチェックすると、標準のギャラリーアプリに「効果」の機能が追加されており、ビンテージ風といったトイカメラ風のエフェクトを使うことが可能だ。動画は「ムービーエディタ」というアプリを使って、テーマを決めて音楽を付けて流すか、トリムで再生範囲を区切るといった簡単な編集ができる。
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