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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第37回

イマドキのスマホの手書き入力はスゴイ 104SHがトップ

2012年04月09日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 タッチパネルが苦手で文字入力が大変、というユーザーにとってありがたいのが手書き入力。今回は手書き入力に対応した5機種のスマートフォンを用意して、文字入力を試した。手書き入力は各社の違いが大きく出るので、購入時の決め手になるかも。

全機種手書き入力のやり方が違う

 今回用意した5機種はNTTドコモから「Xperia acro HD SO-03D」。auからは「ARROWS ES 1S12F」「DIGNO ISW11K」。ソフトバンクモバイルからは「AQUOS PHONE 104SH」「LUMIX Phone 101P」で計5機種だ。

 すべてメーカーが違い、手書き入力のソフトも違う。なお、今回のテストでも以下の例文を入力する。

「お世話になっております。Androidマニアの小林です。昨日は10機種もありがとうございました。明日着で返却しましたので、受け取りよろしくお願いいたします。」

 これは前回のフリック入力でのテスト時の文章と同じで、フリック入力との差も見てみることも可能だ。手書き入力では変換方法が独特で違いが大きいが、予測変換は使わず、全文字を入力する。

 機種によっては入力欄に何文字も書くことができるが、後述するようにどうしても文字認識の精度が悪くなるので、およそ2~3字程度を続けて書いて変換していくのがベターだった。文字はカタカナ、英数漢字はそのまま書くが、そのままでは認識しない場合や、変換精度が低い場合はひらがなで入力して変換で漢字にしたケースもある。

  Xperia acro HD ARROWS ES DIGNO AQUOS PHONE 104SH LUMIX Phone 101P
入力ソフト POBox Touch NX!input LaLaStroke 独自手書き クイック手書き
対応文字種 かな、英数 かな/カナ、英数、漢字 かな/カナ、英数、漢字 かな/カナ、英数、漢字 かな/カナ、英数、漢字
入力速度 2分26秒 2分44秒 4分11秒 2分1秒 2分8秒

 テストの結果、入力速度が速かったのはソフトバンクの2機種だった。とくに104SHは誤認識の修正が無ければ1分台になったと思われる。フリック入力並のスピードだ。LUMIX Phone 101Pの「クイック手書き」もとてもスムーズだ。一方でDIGNOは伸び悩み。常に4分台なので、非常に遅いわけではないが、変換精度が他機種よりイマイチなのが気になった。

 Xperia acro HDとARROWS ESもまったく問題なしでスムーズ。時間をロスしたのは、Xperia acro HDは文字種の切り替え、ARROWS ESはテンキー側の反応が少しあったから。予測変換もあわせて使う使い方ならソフトバンクの2機種と互角に使えそうだ。

 それでは気になる部分を各機種ごとに述べていこう。

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