VAIOではWindows 8に向けたコンセプトモデルを展示
VAIO関連の展示では、ほぼ製品に近いUltrabookや、デザインコンセプトとされる端末、さらにはリビング向けパソコンのモデル、裸眼3Dの技術を搭載したノートの技術展示などが行なわれていた。
まずUltrabookでは、13.3型液晶ディスプレーを搭載し、アイソレーションタイプのキーボードなど従来の「VAIO S」のコンセプトを継承。HDMI出力端子やUSB、有線LANなどフルサイズを搭載。同じく15型液晶ディスプレーを搭載したモデルも展示されていたが、搭載CPUやSSD容量などのスペックの詳細は非公開だった。いずれも2012年発売予定に向けたプロトタイプという。
またコンセプトモデルとして、スレートタイプの「VAIO Concept of the Future Slate」と、キーボードの付いた「VAIO Concept of the Future Hybrid」という2種類の試作機も参考出品されていた。どちらもデザインコンセプトの位置付けで、OSは不明。発売時期についても「現時点では未定」という。両機とも現在のパソコンの延長線上というよりも、タッチ操作を前提としたデザインを採用していることもあり、2012年内にリリースされる予定のWindows 8に向けたコンセプトモデル、というのが筆者の予想だ。
ノート・タブレットタイプのほかにも、ディスプレー一体型の「VAIO L」シリーズに似た外見で、液晶テレビ「ブラビア」向けの高画質化エンジン「X-Reality」を搭載した一体型パソコンも数多く展示されていた。本体にはHDMI入出力を搭載しており、Windowsを起動しなくてもテレビ視聴を可能とする独立チューナーも搭載している。X-RealityはWindows側・独立側のどちらでも有効で、動画再生やYouTubeのビデオなどでも有効になる。
また、技術展示のスペースでは、同じくVAIO Lをベースにしたと裸眼3Dステレオ表示対応VAIOのデモも展示されていた。顔認識追尾(フェイストラッキング)を使って顔の位置に合わせて表示を最適化する方式で、裸眼3D視聴時には解像度がフルHDから半分程度に落ち込むという。3D効果は実用性大で、今年中に製品が登場する見込みとのことだ。
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