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国内外のタブレット大集合! ベストバイ決定戦! 第2回

海外メーカー製タブレット編

日本に上陸した黒船タブレットは国内市場を席巻するか?

2011年12月16日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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ノートPCのテクノロジーを凝縮!
レノボ「ThinkPad Tablet」

 黒いマットボディに赤いポッチがトレードマーク。ノートPCで定評のあるレノボの「ThinkPad」はタブレットでもThinkPad。先行して発売された「IdeaPad Tablet K1」がコンシューマー向けというのに対し、「ThinkPad Tablet」はビジネス用を前提に開発されている。

 堅牢性や見た目をチェックする前に、スペックを見ておこう。CPUはNVIDIA Tegra 2(1GHz デュアルコア)、メモリー1GB、内蔵ストレージは16GB/32GB/64GBの3種類。ディスプレーは作業性を考え、10.1型IPS液晶(解像度1280×800ドット)を採用。背面はThinkPadなマット調だが、表面はゴリラガラスを採用した光沢仕様になっている。

 サイズは幅約260.4×高さ約181.7×厚さ約14.5mm、重量は約759g。バッテリー駆動時間は約9時間となかなかスタミナが豊富だ。なお、Webストア限定で3G通信機能を搭載したSIMロックフリーモデルも発売されている。

 堅牢性はその強度・剛性からスマホに使われることが多くなったゴリラガラスを採用するだけでなく、四隅の金属プレートで耐衝撃性を高め、落下事故率が上昇しがちなビジネスシーンに対応させている。また、操作性の面では指だけでなく、いつでもタブレットペンが使用できるように、本体に収納可能なタブレットペンが付属している。

正面。ThinkPad Tabletのみ縦画面がデフォルトというデザインだが、比較のため横にしてある。ハードウェアスイッチとして画面回転ロックボタン、ブラウザボタン、バックキー、ホームキーを備えている点がユニーク。また200万画素のインカメラもある

背面には500万画素アウトカメラ。マットで滑りにくくなっている。またタッチペンも確認できる。ノートではお約束だがThinkPadの「i」部分は起動中は赤く点灯

上部には電源ボタン

底部にはUSB2.0とスピーカー(モノラル)

左側面にはボリュームスイッチ、ストラップホール、タッチペン

右側面にあるのは、独自コネクタ、microUSB、miniHDMI、ヘッドフォンジャック

カバーオープンでSIMカードスロットとSDカードスロットを見ることができる。カバーは硬めでちょっと開けにくい

正面にあるハードウェアスイッチは、ほどよい大きさで押しやすい。気持ち硬めで触っただけでは入力されないところも、持ちやすさに貢献している。手前から画面回転ロック、ブラウザボタン、バックキー、ホームキー

収納可能なタッチペン。右クリックボタンも備える。赤い部分を回すと、電池の取り出し可能

背部の一面がマットなので滑落しにくい。微妙に丸みを帯びているため、見た目ほど持ちにくいとは感じなかった。ただ、やはり若干重いので両手持ち推奨

横画面時でもハードウェアボタンはちょうどいい位置にくる

縦画面時だとちょっとハードウェアボタンは押しにくい位置になりがち。また、ハードウェアボタンのある裏側周辺は筐体温度が低めになるよう設定されている。劇的に低いわけではないが、ストレスを感じないで済む

主なスペック
型番 183827J 183825J 18382QJ
通信方式 IEEE 802.11b/g/n Bluetooth v3.0
サイズ 260.4x181.7x14.5mm
重量 約743g
バッテリー 3250mAh
ディスプレー 10.1型ワイドIPS液晶(1280×800ドット)
CPU NVIDIA Tegra 2(1.0GHz)
内蔵ストレージ 64GB 32GB 16GB
OS Android 3.1
内蔵カメラ 外側:約500万画素
内側:約200万画素
付属品 タブレットペン ──

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