10月に行なわれた「KINGSOFT Office for Android」の発表会の席上、キングソフトはハードウェアについても展開すると予告していたのだが、その話が具体的な形となってきた。
キングソフトのグループ会社であるMobile In Styleが、7型のAndroidタブレット「eden TAB」を2012年1月より発売すると発表した。価格はオープンプライスだが、2万9800円で販売する予定だ。
低価格な割にスペックが高めなのが特徴。7型(1280×800ドット)のタッチパネルディスプレーを搭載し、CPUはデュアルコアの「Samsung S5PC210 1.2GHz」を搭載。800万画素のカメラとSIMロックフリーの通信モジュールも内蔵する。
システムメモリーは1GBでストレージ用メモリーは16GBを搭載。IEEE 802.11b/g/nの無線LANとBluetooth(2.1+EDR)にも対応する。
本体サイズは幅118.8×奥行き10.4×高さ199mmで重量は348g。バッテリー容量は3820mAhとなっている。
ただし、OSにはAndroid 2.3(4.0のバージョンアップ対応予定)を採用しており、Androidマーケットには非対応となっている。その代わりに独自の「Tapnow マーケット」を利用できる。
Tapnow マーケットはACCESSPORTが運営するサービスで、アプリはもちろん電子書籍や音楽、動画などの配信も行なう予定。これらの売上とタブレットに搭載するコンテンツやアプリの広告収入を見込んでタブレット本体の価格を抑えている。
なお、同社は企業向けにタブレットのOEM供給も行なう予定。タブレットの生産アレンジや輸入手続、資格や認定といった多大な工程およびイニシャルコストをOEM提携先が負担する必要がないため、オリジナルタブレットをより安価で販売することもできるという。