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安くて速いぞ 冬ボーナスで買うAMDオンリー自作特集 第2回

5万円でも驚きの快適さ!? AMD A6で作る低価格自作PC

2011年12月06日 12時00分更新

文● 池座 優里

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グラフィック性能だけでなく
CPU性能も期待できる4コアAPU「A6-3650」

AMD「A6-3650」。実売価格は1万500円前後

 総額5万円の制約の中で性能にも妥協しないということで、本来であれば最上位モデル「A8-3850」を選択したいところ。だが、こちらは残念ながら現在品薄のため入手が難しい。そこで今回は、確実に入手可能でしかも安い「A6-3650」をチョイスした。

 ちなみにA8-3850との違いは、CPU部については動作周波数が300MHz低くなるだけで、それ以外はまったく同等。一方GPU部分は、シェーダ数が400基から320基へ、テクスチャユニットも20基から16基へと削減され、さらにコア周波数も443MHzへと下げられている。それでも、ローエンドのグラフィックスカードに比べれば非常にリッチな構成で、その性能は十分期待できるはずだ。

AMD Aシリーズの初回限定パッケージには、レースゲーム「DiRT3」のダウンロードチケットが添付されていた。こちらを目的に購入したユーザーも多いのではないだろうか

CPU部の性能は、基本的にPhenom IIと同等。ミドルレンジ向けとしては十分だ

GPU部はRadeon HD 5600シリーズ相当のコア性能を誇る「Radeon HD 6530D」

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コストパフォーマンスに優れた
「AMD A75」採用マザーボード「A75MA-P35」

MSI「A75MA-P35」。チップセットに「AMD A75」を採用するため、USB 3.0やSATA 3.0など最新インターフェースに対応する。実売価格は7000円前後

 AMD Aシリーズに対応するチップセットには、上位版の「AMD A75」と下位版の「AMD A55」の2種類が用意されている。

AMD A75/A55チップセットのスペック

AMD A75 AMD A55
対応ソケット Socket FM1
PCI Express PCI Express x4×1
SATA 3.0 6ポート
SATA 2.0 6ポート
USB 3.0 4ポート
USB 2.0 10ポート 14ポート
USB 1.0 2ポート
RAID RAID 0/1/10

 両チップセットの最大の違いは、対応インターフェースだ。AMD A75ではUSB 3.0やSATA 3.0といった最新インターフェースに対応するのに対して、AMD A55ではUSB 2.0、SATA 2.0までの対応となる。価格差もそれほど大きくないため、「1円でもコスト最優先!」でないかぎりは、AMD A75採用製品の選択を強くお勧めする。

 そこで今回のマザーボードには、AMD A75を採用したMicroATXサイズのMSI「A75MA-P35」を選択した。実売価格7000円前後と比較的安価な製品ながら、SATA 3.0やUSB 3.0といった最新インターフェースにもしっかりと対応する。特にUSB 3.0については、バックパネルのポートだけでなく内部ピンヘッダも用意されているため、対応ケースと組み合わせればフロントUSB 3.0ポートへの出力も可能だ。

 そのほかにも、アルミ固体電解コンデンサーやフェライトチョークを搭載するなど、MSI製マザーボードらしく品質にもこだわった仕様となっている。

 拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×2という構成。メモリースロットはDDR3 DIMMの2スロットしかないが、最近では8GBのメモリーモジュールも安価になっていることから、大きな問題にはならないだろう。

ディスプレー出力はアナログRGB出力とDVI-D出力が用意されており、デュアルディスプレー構成が可能。また最近のモデルでは珍しく、PS2が2ポート用意されているのも特徴だ

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