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最新パーツ性能チェック 第117回

Core i7-3960XとX79マザーが放つエクストリームな性能とは?

2011年11月14日 17時01分更新

文● 宇野 貴教

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マルチスレッド系ベンチマーク

 マルチスレッドのテストは、SISoftwareの統合ベンチマーク「Sandra 2011 SP5 17.80」のCPU系ベンチマーク、「CINEBENCH R11.5」、PEGASYSの「TMPGEnc VIDEO Mastering Works 5」を用いたフルHD解像度とSD解像度のx264エンコード(フィルターはなしでエンコードのみ)、「PCMark7」で行なった。
 マルチスレッド系ベンチマークは、物理6コア/論理12コアのCore i7-3960Xの一人舞台である。PCMark 07はシングルスレッドの性能が大きく関わるためかふるわないが、それ以外では4GHz動作のCore i5 2500Kと比較して1.4~1.7倍という圧倒的な性能を見せる。マルチスレッドをフルに活用できるエンコードやCGレンダリングなどの用途においては、間違いなく最高のCPUになってくれるだろう。

Sandra 2011 SP5 17.80 CPU系ベンチ better→

CINEBENCH R11.5(単位:points) better→

TMPGEnc 4分動画 x264エンコード時間(単位:秒) ←fast

PCMark 7 1.0.4(単位:Socre) better→

消費電力

 消費電力はマザーボードが異なるため正確な比較はできないが、Core i7-3960Xはアイドル時とフルロード時の差が122Wもあることから、かなり消費電力の高いCPUと言わざるを得ない。
 CPUクーラーを純正オプションから選ぶのであれば、オーバークロックの予定がなくても水冷モデルを推奨したくなる数値だ。CPUクーラーの性能とエアフローには十分注意する必要があるだろう。

消費電力(単位:W)←better

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