CPUクーラーはオプション
OCユーザー向けに水冷キットが用意される
新CPUのリテールパッケージには、いずれもCPUクーラーが付属せず、オプションで空冷と水冷の2つのCPUクーラーが用意される。空冷モデルはトップフロー型で価格は20ドル未満、水冷モデルはメンテナンスフリータイプで価格は85~100ドルとアナウンスされている。
なお、新CPUのLGA 2011ソケットでは、CPUクーラーの固定方法がプッシュピン方式からネジ止め方式に変更されている。そのため、以前のCPUクーラーを流用することはできないので注意してほしい。
ベンチマークテスト
今回は、新CPUの中の最上位モデル「Core i7-3960X」(3.3GHz)を使ってベンチマークテストを行なっていく。比較用として同一クロックで4コア/4スレッドの「Core i5 2500K」と、「Core i5 2500K」を4GHzにオーバークロックした際の数値も同時に掲載する。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-3960X」(3.3GHz) Intel「Core i7-2500K」(3.3GHz) |
マザーボード | Intel「DX79SI」(Intel X79 Express) |
メモリー | ADATA「AX3U1600GC4G9-2G」(DDR3-1066 4GB×2枚) |
SSD | Plextor「PX-128M2P」(128GB) |
電源ユニット | Thermaltake「Toughpower QFan 650W」(650W) |
OS | Windows 7 Ultimate(64bit) |
シングルスレッド系ベンチマーク
1スレッドあたりの性能を比較するシングルスレッド系ベンチマークは、PCMark 05のシングルスレッド系CPUテストと、CINEBENCH10.5のSingle CPUを計測した。Turbo Boost機能によりCore i5 2500Kが3.7GHz、同オーバークロックが4GHz、Core i7-3960Xが3.9GHzでの動作となる。
計測結果は動作クロックにほぼ比例するものとなり、2500Kオーバークロック>Core i7-3960X>Core i5 2500Kの順番である。キャッシュ容量の違いはあるがCPUアーキテクチャーに変更はないため、シングルスレッドの演算能力は従来のSandy Bridgeと同じとみていいだろう。
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