NTTドコモが冬春モデル新商品・新サービス発表会を開催した。ここではその模様をお伝えする。
登壇した同社の代表取締役社長の山田隆持氏は、冬春モデルは全部で24機種用意したが、スマートフォンが6割を占めると、スマホ大幅に増やしたことを強調。
さらに来春に向けてマルチメディア放送に対応するスマートフォン5機種、タブレット1機種を追加する予定であることを明かした。
スマホは14機種中4機種がLTE通信サービスの「Xi」に対応するが、その対応エリアについて当初の予定より前倒しで拡張していくと語った。
具体的には、2011年度末で約7000局・人口カバー率約25%(当初計画では5000局・20%)を目指し、2012年度末で約2万局・人口カバー率約60%、2014年度末には約5万局・人口カバー率約98%にまでしていく。
緊急地震速報や災害・避難情報を配信する「エリアメール」についてはスマホ全機種で対応するが、特にXi対応機種は「ETWS」という方式に対応しているため、より迅速に情報を受信できると説明。 新料金プランについても発表するなど、Xiの強みを最大限にアピールした。
端末シリーズについては、スマートフォンを「NEXT」「with」の2シリーズ化するほか、iモード携帯電話については従来の5シリーズを「STYLE」と「らくらくホン」の2シリーズに集約。「ドコモ タブレット」シリーズは継続で、トータルで計5シリーズになる。
スマートフォン向けの新サービス「dmenu」と「dmarket」を11月中旬に提供することも発表された。
dmenuは、iモード携帯電話の「マイメニュー」に相当するポータルサービスで、課金システムを利用できるのが特徴。iモード契約者はマイメニューをそのまま引き継げる。
サービス開始時は700社3600のサイトが利用可能で、今後も順次拡大していくという。発表会ではその一例として、バンダイナムコゲームスの「namco games」「SIMPLE 100シリーズ」や、イマジニアの「リラックマめ~る」といったサービスが紹介された。
dmarketはドコモ直営のコンテンツ配信サービス。約5000タイトル(約2万エピソード)を月額525円で見放題の「VIDEO」、約100万曲の音楽をダウンロードできる「MUSICストア」(1曲あたり105~525円)、約3万タイトルの電子書籍を購入できる「BOOKストア」(金額や課金形式はコンテンツごとに異なる)が利用できる。
また、Androidマーケットから同社が厳選したアプリを紹介する「アプリ&レビュー」といったコンテンツを提供する。
山田社長は最後に、サムスン電子の新機種について「最速のタイミングとなる11月に発売したい」と発言。Googleとサムスン電子が19日にも発表すると噂されている「Android 4.0」(Ice Cream Sandwich)端末なのか注目される。
この連載の記事
-
第11回
スマホ
ドコモ、Android 4.0の「GALAXY NEXUS」を11月日本発売! -
第9回
スマホ
【フォトレポ】ドコモのXiスマホにネチネチ触ってきた! -
第8回
スマホ
映像の「REGZA」は健在 Xiスマホ以外のハイスペック機を見る -
第7回
スマホ
オリジナルの機能・アプリが詰まった「GALAXY S II LTE」 -
第6回
スマホ
大容量バッテリー搭載の多機能モデル「optimus LTE」 -
第5回
スマホ
防水だけど薄いぞ! 全部入りXiスマホ「ARROWS X LTE」 -
第4回
スマホ
Xiスマホのプラン発表 月1480円でドコモ向け24時間通話無料 -
第3回
スマホ
ドコモ、次期Android搭載機を早くも11月に発売と予告 -
第2回
スマホ
Xiスマホ4機種の詳細スペック&写真を先行お届け -
第1回
スマホ
【速報】ドコモ冬春モデルスペック一覧 スマホはなんと15台! - この連載の一覧へ