ドコモの2011年冬春モデル、スマホは15機種で新製品の過半数を占めた。注目は高速通信規格「Xi」対応の4機種。いずれも画面サイズは4.3型以上、デュアルコア搭載でキビキビと動く。デモ機が用意されていた3機種を写真とともに見ていこう。
“ほぼ”全部入りの最強モデル?
富士通「ARROWS X LTE F-05D」
ARROWSシリーズのスマホは、すでに発表済のauのWiMAX防水端末「ARROWS Z ISW11F」があるが、ドコモでは今回が初めての登場。CPUにTi「OMAP4430(1.2GHz)」というデュアルコアを搭載するなど、基本機能はISW11Fと共通だが、F-05Dは防塵にも対応するうえ、9.8mmとスリム。
カラバリは2色。マゼンタは光沢レッドのグラデーション。ブルーブラックはメタリック塗装がしてあり、角度によってさまざまな表情を見せる。レッドをグラデーションにした理由は、女性だけでなく男性が持っても違和感のない色にしたかったためとのこと。
ハイスペックにも関わらず、Xi対応スマホの4機種中、最軽量の129gである。ただそのぶん、バッテリーは1400mAhと4機種中で最も小さい。3Gでの連続通話時間は約370分と長めだが、Xiでの通信時にどの程度バッテリーが持つかは今後改めて検証したい。
通知領域からすばやく無線LANなどのオンオフができる。スマホでは、珍しいFMトランスミッターも搭載する。なおQiによるワイヤレス充電に非対応な点をのぞけば、冬春モデルの最強端末と言いたい……ところだが、実はそうもいかない。3GはHSDPA対応だが通信速度は下り最大14Mbpsではなく、同7.2Mbpsまでの対応となる。他のLTEスマホと異なる点に注意しよう。
カメラは裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for Mobile」を搭載する。リアカメラ1310万画素、インカメラ130万画素と、ともに高画素なのは冬春モデルではF-05Dだけ。一眼レフ風の「背景ぼかし」や「トイカメラ」「魚眼」などのエフェクトが計16種類と充実。エフェクトはリアルタイムでなく、撮影後にかける方式だ。
富士通オリジナルアプリ「スッキリ目覚まし」を標準搭載する。枕元にF-05Dを置いて就寝すると、翌朝、眠りが浅くなったときに、やさしく起こしてくれる。眠りの浅い深いは寝返りや寝息などで検出する仕組みなのだという。
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